現在の母親は八十歳を回り、穏やかに暮らしている。
そんな母親が今の家に嫁ぎ私を身籠り、それなりに幸福な日々を送っていた筈。
私が物心ついた時には野菜農家を営み、祖父、祖母、父親、母親にそれと近所の人達が働いて居た。
現在みたいに温室栽培もなく季節に併せて栽培、収穫をしていた。
毎日、母親は私を小学校に送り出し、後は日が傾くまで働き続けている、私と言えば畑で働く家族や手伝ってくれてる人達の中で遊ぶのが日課に成っていた。
結構な広さの中で、それぞれの場所で忙しく働く大人達。
私は、その間を棒切れを片手に歩いて行く、畑自体は山の斜面を切り開き作られており、一番小高い所まで来ると略全体が見渡せる、反対斜面を下った所にトマトを始め夏野菜が栽培されている、私の背丈以上のツルが伸び、その間を歩いているといく筋か向こうに人影が見えた。
でも作業をして居る様子でもなく、私はツルの隙間から、そっちを覗いてみた。
そこに居たのは母親と近所のおじさんだった筵に座る母親の両足が見える、いつもの母親の作業着は、かすりのモンペと羽織姿の筈が羽織は着ているけどモンペは履いてなく真っ白な脚が見える。
そんな母親を後ろに座った、おじさんが身体を支えるようにしながら片手が真っ白な脚の間に回り込んでいた。
同時は、それが意味する事を知らなかったが幼かった私にも、そるを見ては成らない私がここに居る事も知られては成らないと言う事を直感的に感じた。
とは言え私は、その場から離れる事も出来ず母親の様子を盗み見てしまう。
おじさんは後ろから手が伸びた所を覗き込むようにしながら、日焼けした腕が忙しなく動いて居る。
母親は俯いたまま黙っている、おじさんが母親の耳元で何かを話してる様子、おじさんに話しかけられながら母親の脚は、くの字に曲げられ開いて行った。
最初は静かだった母親の腰が次第に揺れ始め顔を左右に振り何かを堪える様子。
時折、真っ白な脚の間から、おじさんの手に握られた物が見える。
母親は苦しそうに腰を前後に揺すると、おじさんを押し返すように上体を後ろに反らし、直ぐにぐったりと身体を元の位置に戻す。
暫く母親の脚の間に入ったままの手が外れた母親は筵の上に置かれた下着とモンペを履き羽織を直していた。
立ち上がった、おじさんは母親の前で作業ズボン弄り出す、母親も蓙に座ったままおじさんの方に向きを変えた。