私もいわゆるおじさんになっている現在だが、今にして思うと私が小さい頃
に経験した思い出は他のひとたちもされたのか聞いてみたくもなる。
私が中1の頃、まだオナニーのおかずは週刊誌のヌードなどで、もちろん女
器の構造も知る由もなく、どうなっているのかただ悶々としていた頃だっ
た。その頃唯一の楽しみは隣に寝ている妹に手を伸ばし下半身を触ったりし
て楽しんでいたのだが、これはそれ以上のことはなかった。
ある日父親の書斎の書棚の奥に隠し扉があることを見つけ、何とか鍵を探し
て開けてみた。中には大きなこけしとアルバムが入っており、その時はその
こけしをどう使うのか知らなかった。アルバムは両親の新婚の頃からのもの
で、若くして嫁いだ母はとても初々しい姿であったのだが、ページをめくる
と愕然とした。母は半裸になり、ピンと張った白い乳房を見せながら微笑ん
でおり、次はとうとう下着を脱いで黒々と茂った恥毛を見せながらポーズを
とり、そしてひざまづいて父の大きなものを握って根元まで引っ張り、また
喉深くくわえていた。そして大きく足をひろげてその大きなものを根元まで
入れられていた。私はこの時に初めて女性器を知り、当時で言う尺八を知
り、さきほどのこけしを道具に使うのを知り、セックス自体を知ることとな
った。何も知らなかった私はただただ驚き、歓喜してアルバムを見続けた。
今も記憶に残るのは母の笑顔と大きくひろげられたて濡れ光ったあそこ、
嬉々として巨大なこけしを自ら飲み込んでいるのを見て神秘的に思った。
母はいつもと違う表情で父を見つめ、絶頂の時か紅潮した顔でカメラを見つ
めていた。私に対して厳しい父と、良妻賢母の母、しかしこの二人もやはり
男と女であり、誰にも見せられない行為を写真に撮って楽しんでいたと思う
と、現在のはめ撮りなどは本当に昔からあったのだと今更に思う。