私が母親の性を覗き見した事に母親は、相当のショックを受けたみたいで、その日から暫くは必要以外には話をする事もなかった。
その日を境にケンジが家に来る事もなく、日課で母親が畑仕事に出ても私は後を追う事もなく、夏休みも終わりに近づいた頃に父親が職人仲間と慰安旅行に出かけた。
その日の夕方に母親が「今から地主さんの所に行くから、あなたも服を着なさい」と言う。
その日まで、家が建ってる土地が人の物だとは知らなかった私は母親の後に従い着いて行く。
地主の家はケンジの家だった、応対に出てきた女性に深々とお辞儀をして挨拶をする母親、直ぐに座敷に通されお茶を出して貰う。
暫くするとケンジが現れた、母親は少し気まずそうに挨拶を交わす、ケンジの母親は二人の様子をチラっと垣間見るように視線を向ける。
ケンジと母親は土地の事で話し合って居るようだった、話が終わった頃にケンジの母親が食事の支度が出来たと呼びに来る、私達は遠慮がちに食事を済ませた、その後に風呂を勧められ二人で入る。
風呂から上がると着てきた衣服の代わりにユカタが置かれて居た、母親は無言で置かれて居るユカタを着る、私は家に帰りたいと思い母親のユカタの裾を引っ張った。
「絹代さん行こうか」突然ケンジが母親に言う。
母親は諦めの表情を浮かべ立ち上がりケンジの後に従う、私も無意識で母親の後を追うとするとケンジの母親が「坊は行かんでいぃ、坊は婆とここに居るんだよ」と私の腕を掴み引き止める。
「母ちゃん何処に行ったの」ケンジの母親に聞く。
「坊は何も気にしなくていぃ、坊は知らん方がいぃ」ケンジの母親は顔を振り私を膝の上に抱き座らせる。
当時は機械的な音は一切なく、静まりかえった中、暫くすると奥の部屋の方から母親の鳴き声みたいな声が微かに聞こえ来る、その声は次第に呻き声に変わりケンジが母親の名前を呼ぶ声。
二人の声を聞きながらケンジの母親は辛そうに俯き耐えて居る様子、あの時と同じ声、母親とケンジが交わっている事が分かった私も唇を噛みしめケンジの母親の腕を握りしめる。
私の耳を塞ぐようにしながら私を抱き寄せるケンジの母親、母親達の声を聞きながら何時しかケンジの母親の柔らかさに身体を預け、股間を硬くさせてしまっていた、私は甘える振りでケンジの母親の胸に顔を埋める、母親の柔らかい乳房が顔に当たり何とも云えぬ感覚が全身を駆け抜けて行く。
ケンジの母親は60ぐらいだったと思ったが旦那を亡くして…