初夏の日射しと室内の陰との境で母親は半裸の状態で横たわって居る、余韻が鎮まったのだろうか!母親は乱れた衣服のまま気だるそうに身体を起こすと、乱れた髪を両手の指先で掬うように掻き上げ、頭を振り髪を整える仕草をして居る。
縁側に片足を投げ出し、もう一方の脚は膝立ちにして居る毎日、畑仕事をしているなも拘わらず、真っ白な母親の太腿が何故だか綺麗に見えた。
ワンピースの前ボタンを掛ける母親、縁側に脱ぎ捨てられた下着を手に取り穿き始める母親、下着を穿き終えワンピースの裾を整えると横座りの姿勢になり男の人の方に向き直る、男の人のズボンは相変わらず膝の付近まで下ろされたままで、母親に向かい、何かを話して居る。
頷く母親、男の人はダラリと成った自分の物を指先で摘まみながら母親の顔を見ながら声を掛けて居る。
母親の指先が男の人の物を摘まんで行く、指先が忙しなく動き始めると、みるみる男の人の物が、さっきと同じように、ググっと膨れ上がって行く。
男の人は、その部分を眺めながらワンピースの上から母親の、お尻を撫でて居る、その内に手は背中に上がり首の後ろから母親の頭に伸びると、母親は前屈みに成る形で、私の視界から男の人の物が母親の頭で隠れてしまう。
男の人は母親の髪を掻き上げる様にしながら視線を送っている、男の人の顔の様子が次第に険しくなり両肘を後ろに付きながら声を洩らす。
先程のように男の人は低い唸り声を上げると腰を突き上げる仕草、暫く動きが止まった後、母親がゆっくりと顔を浮かして片手で口元を拭う仕草をする。
男の人も満足気に立ち上がるとズボンを持ち上げボタンを掛ける。横座りのままの母親の耳元で何かを囁き、母親がコクリと頷くのを確めると縁側で脱いだ靴を履き、家の脇を抜ける様に帰って行った。
暫くその場に座り続ける母親、何かを思い詰めるような表情だったが、大きくため息を付くように肩を揺らすと、その場から立ち上がり台所の方に歩いて行った。
私は見ては成らない事を見てしまった罪悪感と、今まで母親は母親としてしか思って無かったのに、母親の別の部分を見て、知ってしまったと言う興奮が入り雑じり、その日は母親の顔を、まともに見る事が出来なかった。
最初に見てしまってから一ヶ月ぐらい経って学校が夏休みに入り、私はそれから何度か母親と男の人の行為を目撃する事に成る。