土曜日 久しぶりに帰って来た
仕事の予定で帰れないからと言ってたが、急に変更となり、母には連絡してなかったけど喜んでくれるだろうと帰ってきたのが夜の11時。
母は一人暮らし、当然もう寝てる時間だと思ったがテレビはついていた。でも姿が見えないんで おかしいなと母の寝る部屋の襖を、少しだけ開けてみた。
灯りの中で気配がしたが何だか変だった。目を凝らして見ると母は居たが、その上に男がいた。
這いつくばった母の腰を掴み激しく尻を動かしていた。
裸の母の体も前後に揺れていた。
脱ぎ散らかされた衣服の中で母が男に責め立てられ悲鳴みたいな声を放っている。
親父と死別して11年、母も54になるはずだが、まあ男いても不思議じゃないが、目の前で母の あんな姿なんて見たくはなかった。
気付かれないように、そっと襖閉めて僕は車に戻り一夜を明かした。
朝早くに帰って来た風で、家に入ると母は驚き慌てたが、僕は知らん顔してトイレに向かった。
が、その時にトイレから僕の従兄弟のAがパンツだけの姿で出てきた。
ん? まさか ・ ・ ・夕べの男って従兄弟?
従兄弟の方は慌てていたし母も やって来た。
「Aちゃん昨日遊びに来てくれたのよ」なんて言い訳したが僕は従兄弟を睨み付けると雰囲気を感じたのか母も黙った。
「夕べ見たよ」
言ってしまった
「見たって…何?」
母の声が震えていた
「夕べ11時頃に帰って来たんだよ俺」
母も従兄弟も黙ったままだ
「母さんの部屋行ったら…」
ふたりは驚いた顔で僕を見た
「後ろから してたじゃないか!」
「やめて!」
「Aに入れられ あんな声あげて」
「やめてやめて!もうやめてっ!」
母は泣いていた