遠い昔の話であるが、俺が生まれ育った故郷の村では《契約》という風習が
残っていた。その意味は、当然取り引きに関するものではあるが、けっして
法律に則った現代風な取り引きの内容を示すものではない。つまりは、労働
に対する対価の支払いを身体で施すという意味なのである。旦那が病弱で農
作業ができなかったり、死別や出稼ぎなどにより不在の時、《契約》という
名の下に、村の男たちが田植えや稲刈りなどを請け負い、その対価が妻や嫁
の身体で支払われる仕組みのことである。
俺の家は、先祖代々が小作人の百姓であったために耕す土地も少なく、農業
だけの収入ではとても耐えられなかった。父は年中街へ出稼ぎに出て、一家
の生活を支えてくれた。しかし、残された田んぼの管理は到底母一人の力で
は賄いきれず、当然《契約》に頼らざるを得ない状態であった。
母は村一番の美人といわれていたため、母を目当てに色々な男達が出入りし
ていた。しかし、実際農作業を手伝っていたのは、近所で牛飼いを営んでい
た佐々木という親父だけであった。つまり、母は佐々木の親父と《契約》を
結ばれていたのである。
夜、佐々木の親父は時々我が家を訪れた。そんな時には決まって『子供は早
く寝ろ!』と急かされた。その後に何があるのかを薄々感じるようになった
小学校6年生くらいの頃から、二人の秘密を盗み見るようになった。両親の
寝室に延べられた白い布団の上で、母は佐々木の親父に弄ばれるのが常であ
った。勝ち誇ったように仁王立ちになった親父は、足元にひざまずかせた母
の顔に、黒々と怒張した男性器を押し付ける。母の小さな口に大きな男性器
が押し込められると、親父は両手でしっかりと母の顔を押さえ込み、徐々に
徐々に前後へと腰を揺り動かす。『ピチャピチャ、カポカポ』という口淫の
淫らな音に混じって、親父と母の荒い息遣いが部屋全体に広がる。一通りの
行為に親父の股間が満足した後は、母が責められる番である。全裸に引き剥
かれた母は、牛飼い親父の分厚い唇で全身のいたるところを吸われ、そして
舐め上げられる。時には両の尻たぶが屈強な力で押し開かれ、露になった性
器や尻穴が、厭らしい唇の餌食となる。延々と続く淫秘な行為により沸きあ
がる快楽の悦びを、時には歯をくいしばり、そして時には顔を歪めながら必
死に耐える母の姿は正に妖艶な雰囲気であった。
佐々木の親父は、母の身体を様々な体位で貫いた。両足を高々と持ち上げて
の正常位に始まり、突き上げるような腰使いの女性上位、アクロバットな体
位の松葉くずしなど、まさに48手の数々を駆使して母を責めるのである。
しかし、佐々木の親父が最も好んだ体位は、母をよつんば状態に組み敷いて
の後背位であった。従って、フニッシュはいつも後背位で果てるのである。
母の大きな尻に必死に腰を打ち込みながら『いいか。いいか。旦那の物より
いいだろ!』などと口走りながら、母の身体の奥深くへと大量の精液をぶち
まけて果てる様子を何度となく見せられた。