夜中に近い時刻だったと思う。寝付かれなかった私は、足音を忍ばせて庭に出
た。深夜の街を散歩するのが目的で門を出ようとした時、何気なく家の方を振
り返る。すると、母が寐ている寝室の窓付近に人影が見えた。暗さに目が慣れ
てきたら、窓の側に居るのは大学生の孝夫だと確認できた。
孝夫は、裏庭の離れに下宿している学生である。いつもは真面目な孝夫が、事
もあろうに、母の寝室を覗いていたのである。驚いた私は、その場に立ちすく
んだ。やがて、少し落ち着きを取り戻してから孝夫の様子を観察した。
寝室の窓から橙色の薄明かりが漏れて、家の回りは静寂に包まれていた。
少し肌寒い10月の夜のこと、月明かりと庭の水銀灯に照らされた孝夫の表情に
は、思い詰めたような憂いが宿っていた。
母の寝室を覗き込んでいる孝夫の顔。斜め横から見る表情には、夜目にも隠せ
ない興奮が宿っている。気のせいか、孝夫の身体は小刻みに震えている。私は
母の様子が気になったが、その場から離れることは出来なかった。
母の寝室には母しか居ない。父は半年間の単身赴任で、休日にしか家に帰らな
い。そんな母が寝室を覗かれている。「いつ頃から孝夫は母を覗いていたのだ
ろうか」 「母は覗かれてることに気が付いていないのだろうか」 もしかし
て、母が覗かれるのは、これが初めてではないような気もした。
微かに震えていた孝夫の身体は、今やはっきりと揺れている。時折腰を突き出
すような動作も見せる。衣服が擦れるような音も聞こえる。隠すことが出来な
い孝夫の行為・・・オナニー。孝夫はオナニーをしている。母を覗きながら、孝
夫はオナニーをしている。もしかして・・もしかして母も? まさか母さんが?
私は胸騒ぎがした。孝夫の様子は、明らかに先ほどまでと違っている。孝夫
は激しく興奮している。母の寝室を覗きながら、激しく興奮していた。
私は家の中に戻った。忍び足で母の寝室に近づくと、母の息づかいが聞こえ
た。母は啜り泣くような声を漏らしている。引き戸の隙間から中を覗くと、悶
え狂う母の姿が見えた。母は毛布の下で激しく動いていた。股間のあたりが波
立つように揺れている。大きく開いた太股の間で、母の指は淫らな動作を繰り
返す。「ひぃーーーあああああっーー」母の口から快楽の声が漏れる。やがて
は母は、毛布を払い除けた。母は何も着ていない。全裸である。
この時に見た母の肉体は、圧倒的な迫力だった。40過ぎの年齢でも、豊満な肉
体は猥褻の極致だった。股を大きく開いて、母は自らの陰部を弄り続ける。母
は、自ら送り出す快感から逃れるように、頭部を激しく左右に振る。腰を持ち
上げる。分厚い尻をベッドに擦りつける。「いゃっ いやいやっ いやよー」
母は意味の分からない言葉を発する。両脚をピーンと硬直させる。
どんなに身体をくねらせても、母の手は股間から離れない。狂ったように股間
を弄り続ける。「いやらしい・いやー きもちいいよー」母は快楽の叫びを続
ける。やがては母はベッドの縁に手を着いて、よろよろと起き上がる。全裸の
母は窓に向けて腰を突き出す。その間にも母の手は自らの股間を弄り続け
る。淫らに悶え続ける。やがては母は、引き出しから黒くて太い道具を取り出
し、ヌルヌルになった部分に押しつけた。太すぎるように見えた道具は、信じ
られない深さで股間に挿入される。黒い道具は、唸り声を上げて母を責め続け
た。母は、道具を激しく出し入れする。狂喜する母は悲鳴のような声を発し
た。「いいいいっ・・きもちいい・・ちんこほしいー」母は淫らな言葉を発し
続け、その姿は日常の上品な母とはほど遠い淫猥さである。女の性の無惨さが
業火を上げる。羞恥を越えて悶える様は壮絶である。女の欲望の深さと悲し
さ。淫道具を股間に差し入れする母の姿は、猥褻という言葉を遙かに超えた淫
らさである。やがては母は、よろよろと窓際に向かって歩き、覗いているであ
ろう孝夫に向かって股間を突き出した。その間にも母の右手は、快楽を与えて
止まない道具を激しく抜き差しする。淫液が溢れ出した部分を、覗いている孝
夫に見せつけるように腰を突き出す。
「何見てるのよー スケベー 」母は窓の外に向かって声を上げた。
「もっと見てよー スケベなオマンコ スケベなオマンコ」「あたしのオマン
コ見てよー」母は、悲鳴のような声を発した。
やがて、母は閉めていた窓を開放する。窓の外から孝夫の手が伸びてきて母に
突き刺さっている道具を激しく出し入れした。「きもちいい きもちいい き
もちいい」母は叫び続ける。母の腰は狂ったように動き悶える。孝夫が出し入
れする道具の動きに合わせて 腰を前後にくねらせる。あまりの淫らさに耐え
きれなくなった孝夫が窓から寝室に入ると、母は孝夫の勃起に唇を寄せて一気
に陰茎を飲み込んだ。母は顔をはげしく前後させて、その間にも右手で自らの
股間を弄り続ける。「これが欲しいの これが欲しいの 孝夫のチンコ 孝夫
のチンコ」母が夢中で懇願すると、孝夫は母を床の絨毯に押し倒した。母は孝
夫の勃起を性器にくわえ込むと、櫓を漕ぐような動きで腰を動かした。「きも
ちいい きもちいい おまんこすきー おまんこすきよー」
孝夫が射精しても、母は孝夫を離さない。何度も何度も孝夫のチンコを立たせ
て、その度に母は絶頂に達した。いつ果てるとも知れない孝夫と母の行為
は、明け方まで続くのだった。