去年の12月、母は近所の人に誘われて、一緒に年末年始の短期バイトをスーパーですることになった。
正月が明けたのに、マネージャーって人にバイトの延期を頼まれ続けて、今でもやっている。
俺が母の異変に感じたのは二週間前で、急に普段の態度が明るくなって今まで聞いたことのないような鼻歌までも風呂に入りながらしていた。
数日してまた風呂に入っている母の声が聞こえていたが、俺はかまわず洗面所で歯磨きをしに行った。
そこで目に飛びこんできたのはタオルの下からはみ出ていた母の下着の端だった。
黒のフリルが鮮明に明かりを透き通していた。
浴室では母の鼻歌は止まり、静かになった。
石鹸で身体を洗っている様子だった。
今までみたことのない母の下着を手にとってみた。
色は全体的には黒だが、ドキッと衝撃をうけたのが、前の真ん中が5cm幅くらいで腹から股の厚くなってるところまで縦にストッキングのような生地で、そこだけ薄い肌色になっていて、完璧に透けるのが俺にも解る。
その他の生地は真っ黒で網目。履いたら肌が触れるくらいに開く?と思った。
今まで婆パンしかみたことなかったのに、あまりに突然で衝撃をうけていた時、浴室から母が悶えていることに気付いた。
静かな浴室にクチュクチュクチュ リズミカルな音と小さいながら押し殺した悶える声と吐息。
続く。