父は2年前から単身赴任を始めました。理由は、その時に高校生で一人置いて
行けないとの理由でしたが、私が大学に入ってもそのままです。
今度の理由は、折角の我が家を他人には貸したく無いと云うのが理由。
その我が家ですが、分譲マンションです。マンションの作りは周りに対しての
騒音とか防音はしっかりと作られているのですが、各世帯の中の防音はしっかりと
作られてはいないようです。バリアフリーの関係からか、各部屋の扉はフロアー
との隙間が微かなあります。その為か、結構音や話し声が聞こえてきます。
父は現在46歳、母は43歳。顔は普通顔だけどスタイルが抜群にイイと思います。
父も飲むと母のスタイルの良さを自慢します。それが魅力で口説いて結婚をした
と自分で言うほどです。今でも本当に仲が良く、よくもまあ何時までもデレデレと
出来るものだと呆れるほどです。
そんな夫婦、片一方が仕事とは言え何時も居なくなって寂しかるのは当然でしょう。
だから、父が単身赴任先から休みを取って帰ってきたら大変。
2・3日前から母はルンルン状態で、機嫌が良すぎる。私にとっては、予定外の
小遣いが入るので文句は無いけど。
父が帰ってくる日は、朝から掃除・洗濯・買い物と大忙しで、食事の内容も普段
とは違う。父が夕方、ただ今の声で母の上ずった声で、お帰りなさいをイイながら
あわてて玄関に。聞き耳を立てると軽くキスをしているのが聞こえます。
父の着替えを手伝って、父はそのままお風呂に。その間に食卓に料理が並ぶ。
思わず、オ!の声が出てしまいます。父がお風呂から上がってきて、お前も飲むか
とビールを進められて乾杯です。母も食卓に着き、三人で久しぶりに賑やかに夕食
が始まります。母は、殆ど父の顔を見てばかり。約1ヶ月ぶりの父なので見ていても
母の嬉しさが伝わって来ます。さあ、今夜が大変だなと思いながら。
適当に夕食を食べ終わると、決まって母が言う言葉があります。
ご飯、食べ終わったら早くお風呂に入って寝なさいです。普段、二人だけの時は
決していいません。普段は、先に寝るから電気を消してねです。
仕方なく、寝るつもりも無いけどお風呂に入って、おやすみを云い自分の部屋に。
暫くして寝たふりをします。この夜は必ず母が確かめに来るのです。
何の為にかは、もうお分かりだと思います。私もワザと鼾をかいて寝たフリです。
続きは、また後で書きます。長くなると全体が見えなくなって申し訳ありません。