親の性行為目撃談

私がまだ小さかったころ、突然大きな家から小さな家に引越ししました。
何でも、父が事業に失敗したらしく、子供心に貧乏になったと思いました。
家にはいつも借金取りが来て、父も母も頭を下げ、私と妹はそれをふすまの
隙間から見ていました。
そんな時、いつも来てくれるのが叔父さん(父の父の弟)でした。
叔父さんは毎月私の家に来ては一晩泊まっていくのです。
叔父さんは借金取りにお金を渡すと、借金取りはすぐに帰っていくのです。
私も妹も叔父さんを正義の味方と思っていました。
叔父さんが泊まる晩は、食事が豪華でたくさんあるのです。
叔父さんが野菜やお肉をたくさん持ってきてくれ、母がおいしく料理をして
くれるからです。それに叔父さんが来ると、私と妹におもちゃや絵本のお土
産も持ってきてくれます。
でもそんな時、父は言葉が少なく、うつむきながら叔父さんが持ってきてく
れたお酒をちびりちびり飲んでいるのです。
母は、そんな父に気遣いながらも、叔父さんに料理を取ったり、お酒を注い
だりしているのです。
夕食が終わると、私と妹はいつもより早く寝かされます。
家は４畳半と６畳の２間で、箪笥などがある６畳の部屋に布団を３つ敷き、
私と妹と叔父さんと３人で寝ると思っていました。
しかしある日、私はなかなか眠れず、襖の向こうの４畳半にいる父と母と叔
父さんの話を聞いていました。
「美代さん（母）、この前渡したお金はどうした。借金取りに払うように渡
しただろう。」
「すみません。うちの人が持って帰るお金だけでは少なくて、つい食費のほ
うへ、、、」
「そうか。信夫（父）はちゃんと働いているんだろ。」
「ええ、もちろん。朝早くから今日はたまたま早かったんですが、夜も遅く
まで。叔父さんから借りたお金も早く返さなくてはいけないと、、」
「それならいいが、あまり子供の前で借金取りに頭を下げるのもなあ、、」
「心配してもらってすみません。」
私は叔父さんが本当にいい人ばかりと思っていました。
「そろそろ寝ようか。」叔父さんがそう言い出し、私は叔父さんが隣の布団
に来るものとばかり思っていました。しかし、襖を開けて入ってきたのは、
なんと父でした。私は父に見つからないように、目を瞑り寝たふりをしてい
ました。すると父はすぐに布団を頭からかぶり、じっとしていました。
母と叔父さんはまだ隣の部屋で起きています。母が食卓を片付ける音がしま
す。隣の部屋は台所と兼用で、食卓を片付けないと布団が敷けないのです。
「美代さん、どうせ同じ布団で寝るんだから、布団は一つでいいよ。それに
しても、この家は風呂がないのでいかん。美代さん、熱いタオルで体を拭い
てくれるかね。」
「は、はい。」
そんな会話が聞こえてくるんです。でも、それを聞いているのは、私だけで
はありません。隣の布団で寝ている父も聞いているんです。父はそのたびに
頭から布団をかぶり震えていました。
「どうれ、美代さんも拭いてあげよう。裸になりなさい。」
「えっ、わたしは、、」
「いいじゃないか。どうせ今晩はこの体を、、」
「叔父さん、堪忍してください。まだあの人が起きています。」
「起きていてもいい。どうせ何もできないんだから、、」
「ううう、、うう、」隣の布団から鳴いている声が聞こえました。
「いつ見ても白いすばらしい体だ。これで３０歳。二人の子供を産んだなん
て、どう見ても思えん。」
「ああ、恥ずかしい、、」
「もうそんなものを着なくてもいい。どうせ裸になるんだから。それとも、
わしに脱がせてもらいたいのかな、、」
「ああ、そんな、、」
それからは、母の悩ましい声が聞こえてきました。
「ああ、叔父さん、そんなことまで、、」
「美代さん、あんたも好きだね。こんなに濡れてきているぞ。」
「い、いや、、ああ、、」
襖の隙間から隣の光が差し込んできます。
でも幼かった私には、母と叔父さんが何をしていたかわかりませんでした。
二人の声が聞こえてくるたびに、「うう、すまない美代。」と、父の泣き声
だけが聞こえていました。
「ああ、、いい、いいわ、叔父さんいく、いく、いくうう、、」
「美代さん、わしもいくぞ。あんたの中に、、ううう、、」
それからしばらくして、何か肌と肌がぶつかる音がし、母と叔父さんのこん
な言葉が聞こえてきて、隣の部屋は静かになりました。