親父が出張でいない晩はほとんど毎晩の様に、夜半姉が寝静まってから俺
の部屋に来る母。今ももうすっかり白みかけた5時前にいつもより遅くなっ
たが、そっと部屋を出て階下の自分の寝室に戻った。もうこんな秘密の生活
が2年近く続いている。
最初のきっかけは大学受験でいらいらして母や家族に当り散らしていた頃
ある晩、俺はいつもの様に勉強に身が入らず、そこ頃はすっかり癖になって
毎晩の様にしていた姉の下着でのオナニーをするため、階下降りて
洗濯もの入れがある浴室に来ると、父の寝室の方から低いが
はっきりと母のあえぎ声が聞こえた。また親父と母がやってる。
親父はもう数年前から大阪に単身赴任で、月に1、2日くらいしか家に
帰ってこないが、帰ってきた晩には大抵母とやってるみたいだ。
これまでにも何度かその気配は感じていたが、その晩は妙に興奮して
じっと耳をそばだてていると、ひときわ甲高い母の半泣き声がすると、
急に静かになった。
暫くすると、ドアが開く音がして浴室の方に来る母が見えた。薄暗がりの
中にくっきり全裸の母が浮き立って見えて、手には丸めた下着を持って
浴室の前に立っている僕に気がつくと驚いて声も出さずに僕を見た。
僕は母のスタイルのよさに意外な感じがして、暫くじっと母を見つめて
いたが、暫くして母が逃げる様にして浴室に去った。
そんなことがあって、1週間ほどしたある晩、母がコーヒーを入れて
部屋に来た。