小学5年生の時,高熱を出し学校を休んだ。母は,市役所に勤務する公務員
だが,休みをもらって俺の看護をしてくれた。食事とトイレ以外は,ほとん
ど眠っていた。昼飯を食べ,薬を飲んだら,夕方まで眠った。4日目の昼の
事だ。かなり楽になっていた。その時も昼飯を食べ,薬を飲んで寝たが,1
時間くらいで目が覚めた。のどが渇いて居間にいったら,母がソファーでパ
ンツの中に手を入れていた。俺はまだオナニーを知らなかったが,普通じゃ
ないという気がした。母は目を閉じ,しかめたような顔で,ふーふー言って
いた。
パンツの中の手が激しく動き始めた。腰も動いていた。小声で「ううー。う
うー」という声が聞こえた。激しい動きが止まって,「ふー」と母がため息
をつき,動かなかった。俺はそっと布団に戻った。後で,あれはオナニーだっ
たと思った。それから母のオナニーを見たことはない。あのとき母は,昼の
暇つぶしにオナニーしたのだろうか。それとも欲求不満だったのだろうか。