母はだいぶ遅くにゴソゴソと戻って、部屋のうち風呂でザーっと身体を流し
てました。
私は、寝たふりのままやり過ごしました。
翌朝、私は予定を変更して母とは別行動と人工降雪のスキー場へスキーを借
りて行くことにしました。なんか母と一緒にいる気がしませんでした。
昨日のように夕食を終え私が大浴場から部屋に戻ると、昨夜の男性2人と母が
外で買いこんで来たつまみでお酒を飲んでいました。
母は私に「スナックは団体さんで一杯。部屋で飲もうと言われたんだけど、
男の人たちのとこじゃ、危なくてぇ」と笑いながら言いました。
男性たちも「いやぁ、僕らは健全で紳士ですよぉ、ヤダなぁ」とかほざいて
ました。
私は、力なく「ハハハ、どーぞ」とか言うのが精一杯でした。
2,30分は母たちとお酒を少し飲みましたが、3年ぶりのスキーで疲れたので次
の間付きの部屋なので奥の部屋でテレビを見ながらメールをしてるうちにウ
トウトと寝込んでしまいました。しばらくして何気ない音で目を覚ますと、
隣の部屋から人の声が聞こえませんでした。どっか行ったのかなと襖をあけ
ようとしたとき、何か衣服が擦れる音と母の息遣いが聞こえてきてビックリ
しました。
「あっ、今、襖を開けるのはヤバイ」と思って、襖ごしに隣の部屋の様子を
耳立てました。
テレビを消したり音量を下げたりはまづいと思いそのままにして襖に耳をあ
てました。
押し殺した母の声と、男性の「ん?ここか?」「どしたの、いいの?」とか
母に問いかけてる声がかすかに聞こえました。ときどき母が「ウッ」とか
「グッ」「あぁーん」とか高い声を出すたびに私の心臓はドッキリしまし
た。
私はこのままでは部屋を出れないし(隣の部屋を通らないとトイレにもドア
にも出れない)、どうしようかと迷いました。こんな悩ましい声を聞かされ
た続けるんじゃたまらないし、まったく迷惑な話でした。しょうがないか
ら、部屋の窓を開いて外の広縁づたいに部屋を出ることにしました。
竹の塀と建物の間を進み母たちが戯る部屋に目をやりました。
雨戸は閉めてませんでした。模様をほどこした曇りガラスの奥は見えません
でしたが、ガラスの模様の中に透明な箇所があったので、私は顔を近づけて
そこから中の様子を覗いてみました。
男性が横に伏せた母の片足を大きく持ち上げ膝をついて自分のものを出し入
れしてました。男性はペニスを母の陰部からほとんど抜けるくらいまで引い
てから、ゆっくりと母の奥に入れ、更に念入りに互いの腰をくねらし合う、
そんな動作を何度も繰り返してました。
その往復してるグロテスクなものは筆箱に入ってる定規より長そうで、唖然
としました。そして母の口は母の顔にまたがったもう一人の男性の股間で塞
がれてました。何ともいいようのない凄い光景でした。
私自身、まぁ男性とのお付き合いもありセックスも心得てはいたつもりでし
たが、盗み見、しかも自分の母のですからすごいショックだったのと同時
に、中年の男女の例えようのないくらいの隠微な絡み方を目の当たりにして
思わずうずいてしまいました。
そして何故か、私は外にはいかずにまた元の部屋に戻りました。気持ちも身
体もほとんど呆然としてました。隣の部屋から聞こえてくる喘ぎ声、身体の
接する音、今しがた見た光景と重なりあって、自分でも変になってしまい、
恥ずかしいことに、浴衣のすそから手を入れてとうとう自慰を始めてしまい
ました。
彼氏とのエッチ以上に感じはじめたので忍び足で敷布団を引っ張り出し、テ
レビも消して下着をずらして没頭してしまいました。
こちらの部屋が気になったのか、隣の部屋が静かになったような気がしまし
た。
私はかまわずに自慰を続けて声まであげてしまいました。
私がどういう心境でそこまでしたのか今でもわかりません。母の猥らな姿態
を見て興奮したのか?あるいは母に対して女性としての嫉妬心とか対抗心み
たいなものが芽生えたのか?男性のあの部分の凄さに圧倒されたのか?あの
雰囲気の中とはいえ、とにかく普通ではありえない私の異常な一面だったと
思います。