「あーっ。お尻は、お尻は、もういやです。か、かんにんしてくださ
い。」
「そう言いながら、感じているじゃないか。尻の穴もマンコも、締めつけ
ているぞ。」
「ち、違います。」
「そうかな。」
そう言って医者は、マンコの中の陰茎と、肛門の中の指を、同時に出し入れ
しました。
「あっ、あっ。だ、だめぇー。い、いぃーっ。」
「旦那さんは、フミさんの尻の穴を可愛がってくれたことはあるのか?」
「そ、そんなこと、ありません。」
「そうだろうな。どうだ、あんたの尻の穴の処女を、ワシにくれんか?」
「えっ。そ、そんなの。男の人同士が…。」
「そんなことはない。女だって、快感を得られるものだ。ほら、このよう
に。」
「あぁっ、そんなに動かしたら…。で、でも、無理です。先生のアレ、大
きいの。こ、こわれてしまいます。」
「なぁに、徐々に馴らしておけば大丈夫だ。それに、マンコの方の快感も
増すそうだ。マンコでも悦ばせてやるからな。」
そう言って医者は、はげしく陰茎を出し入れしました。
「あぁっ、あぁっ。いっ、いぃーっ。すっ、すごい。お、奥まで。
あああぁーっ。」
母は、両手で布団をつかみ、よだれを流しながら、昇っていきました。
この一件が、私の性の目覚めであったのは間違いありません。そして私が
今、妻の肛門に執着するのも、これに起因しています。
亡き父には開発してもらえなかった性感を、女の身体を知り尽くした医者
によって、母は与えられたのだと思います。
そして、おそらく当時のこの地方では、どの女性も知り得なかったであろ
う肛門での悦びを、母は堪能するまで沁み込まされたのです。
医者は、また三日後に来ると言って、薬を置いて帰りました。