私の両親は、熱烈な恋愛のうえの結婚だったとよく言われます。確かに、そ
う言われれば両親の喧嘩したのは、一度も見たことがありません。そんな両
親に危機です。と言うのは、お父さんがニューヨークに転勤になっての事で
す。父さんがいなくなって、もう一年にもなります。そうなってからとても
イヤナ事があります。それは父方の祖父がよく来るようになったことです。
父さんの実家は漁村にあって、その祖父が、たくさんの魚介を持ってきは、
母さんにいろいろエッチなことを言うのです。祖父は昔から、下ねたをよく
言う人でしたが、父さんが居なくなって、それが一段ひどくなりました。
この間も、大きなアワビを持つきて母さんに「ほれ、見ろ。そっくりだ。
このアワビもマツタケ食いたいだろうな」とか、「年の暮れだ、大掃除した
か、たまにアナんこも掃除しないと、クモの巣はるぞ」などとイヤらしい
ことばかり言うのです。とても嫌いなオジイちゃんです。母さんは、そんな
卑猥な話を私に聞かせまいと「アッチに言って」と言うように、私に目配せ
をします。そして母さんは無理な笑顔を作り、祖父の話を聞き流している
ようです。祖父は母さんに、にじり寄りますが母さんは常に離れて、一定の
間合いを取っているようです。
そんな事が幾度もあったある晩、電話を取ると父さんから久しぶりの国際電
話です。急いで母さんに代わりました。廊下にあるその電話は、居間に居る
私にもかすかに聞こえます。私は静かにして、それに聞き耳を立てました。
母さんはいろいろ話していましたが、祖父の事は一言もありません。私は
イライラし、「言ってやればいいのに!」と思い、ソッとドアの間から電話
している母さんを覗きました。「あなたも体に気をつけて、おやすみなさい
」と言い、母さんは電話を切りました。そして、うなだれて持っている受話
器をスカートの上から、ギュッとおマンコに押し付けたのです。そんな母さ
んを見て、私はキュンと胸が熱くなりました。このままではナンカ起こりそ
うで仕方ありません。・・・父さん、どうか早く帰って来てください。お願
い!