お母さんは私に、名古屋に単身赴任している父さんの所へ、お母さんの代わ
りに行って、お洗濯やら何か美味しいものを作ってきてと言う。
お母さんは小学校の保健婦さんだったが、お父さんの会社の転勤で、通勤不
可能で退職した。今は私は看護学校に通い、弟は大学受験で猛勉強中。
新幹線で行けばそんなに時間は掛からないが、明日は弟の大事な三者面談で
どうしてもお母さんは、お父さんの処に行けないとのこと。私はシブシブ
承諾して明日のデートの断りを彼にメールした。以外にも彼は喜んで、それ
なら名古屋でデイトしようという。私も嬉しくなり、お母さんに早速、行く
旨を伝えた。私は明日に備え、ルンルン気分で、ちょっと派手なパンティや
コンドームをハンドバックに入れた。名古屋に着き、アパートに電話するも
お父さんは今、留守のようだ。
まずは彼をパチンコ屋において、お父さんのアパートに行き、洗濯をし、ベ
ランダに干し、急いで彼の元に返り、ラブホテルに行き、
二発やった。時間を延長して、また一発やった。彼は何度でも出来た。
昼を過ぎ、彼を再びゲームセンターにおいて、スーパーで買い物をして、お
父さんのアパートに戻り、洗濯物を取り込んで小さな整理ダンスに収め始め
た。パンツ類は一番下の引き出しだった。開けて、お父さんの
パンツやら、ステテコを入れようとしたら、なんか見覚えのある、下着があ
る。手に取って見たら、お母さんのパンティだ。それは使い古しの、紛れも
無いお母さんのパンティだった。なんでこんな所にあるのか、一瞬分からな
かった。その色気のないパンティは三枚あった。私は不思議に思い、それを
開いてみた。するとパラパラと、十枚ほどの写真が落ちた。見るとお母さん
の裸の写真だった。私は特にショックはなかった。お父さんは、お母さんの
このパンティで、一人で自分を慰めている。それはすぐ、分かった。
と言うのは、お母さんは学校の保健婦さんで、小さい頃からお母さんに家で
性教育を受けていたからだ。女の子はその内メンスがあって、それが生理だ
とか、男の生理はこうでセックスする時はコンドームを、などとよく言われ
小さい時はイヤらしくも思わず、ただ鵜のみにしていた。そんなお母さんの
影響もあって、私は看護婦さんを目指し、看護学校に入っのだ。
そう言えば、お母さんは昔、休日でもないのに、生理休暇だとか言って、学
校を休んだ事がある。単身赴任のお父さんが、久しぶりに変えると、私は
「お父さんも生理休暇?」とお母さんに聴いたものだ。そんな時、お母さんは
「そうかもね」と、ただ笑うだけだった。今の時代、生理休暇など無いが。
そんな事を思い出しながら、狭いキッチンでお父さんのご馳走を作っていた
。やがてお父さんが帰ってきて、私を見て「なんで?」と言い驚いていた。
「私じゃダメ?」と意地悪く言ってやった。お父さんを背に、キッチンで
お母さんが来れない事情を話した。お父さんは納得したものの、チョッと
不機嫌な顔をしてシャワーを浴びにいった。コタツ板に足を付けた低いテー
ブルに、作ったご馳走とビールを出したら、やがてお父さんがランニング
一枚とステテコ姿で、テーブルのそばに来て、ドッカとあぐらをかいた。
しばらくお父さんと、家の様子や学校のことなど話しているうち、「お父さ
んの下着、そこに入れて置いたから」と言うと、お父さんはギクッとした
表情をした。「お母さんたら、もっと気のきいた下着置いてけばいいのに」
と言いかけて、私はその言葉を飲み込んだ。それを言うと、お母さんの裸の
写真まで見たことになる。それでは余りにもお父さんが惨めだ。でも、分か
っているのに、なんも知らないふりをするのも何か悔しく、私は短パンの
大きなお尻をお父さんのほうに向け、わざとお尻を左右に振りながら、板の
間を布巾でふいた。お父さんは急に無言になった。テレビを見ているお父さ
んの目が、チラチラ私のお尻を見ているのが分かる。テーブルの下を悟られ
ないよう、チラッと見た。お父さんのステテコの股間が、テントを張ったよ
うに盛り上がっていた。
お母さんさえ来ていればお父さんの生理をと、哀れに思った。お父さんの顔
を見ると、どこか、むなしげである。なんか私が来たのが、罪作りに思え
た。お父さんは大きくため息をつくと、ビールを飲み出した。私は無性に
お父さんが可愛そうになり、お父さんの隣にピッタリ座り、お酌をしてあげ
た。私も一杯飲み、思い切って聞いてみた。
「お父さん、風俗なんかにいかないの?」。お父さんはビックリした顔をし
て、「なに言うか!お前達が大学出るまで、そんな無駄遣い出来るか」と
私を叱った。そんなお父さんが、いじらしく思え、思わずお父さんのペニス
をステテコの上から握ってしまった。「な、なにをする!」と、お父さんは
驚いて身を引いた。「いいから、いいから」と言い、お父さんのペニスを
ステテコの上からさすった。私は学校の実習で、患者さんの排泄物を処理し
たり、お尻や股間を蒸しタオルで拭いているので、その事はどうにも思わな
い。日頃の仕事みたいなものだ。ただ、お父さんが驚いているだけだ。
すると、やがて「ああ、ダメだ。もう出そうだ」と言い、大きな手で私のお
尻を力いっぱい掴んだ。私は慌てて「もうでるの?」と、そばにあったテッ
シュを取り、ステテコの割れ目から急いでペニスを取り出し、それに添えた
。するとビグン・ビグンと脈打って、精液をテッシュに吐き出した。
見るとお父さんは傷心した顔で、だまってうつむいていた。
「スマン。とんだ事をしてしまった」お父さんは謝った。「気にしないで、
なにもセックスした訳じゃないもん、患っているのを処理しただけよ」と
強がりを言って見せた。「今どきの娘はと思っていたが、お前は本当にいい
子になった」といった。
「もう、最終の電車の時間だから、帰るよ」とい言い、アパートを出た。
外は暗くなっていた。途中まで送ってくれたお父さんは、心配そうに「母さ
んには内緒だよ」と何度も言った。「当たり前じゃん。こんなこと、誰に
話せるって」と言い、お父さんと別れた。
彼と二人で帰る電車で、何故か私は無口だった。お父さんが私達のために
あんな辛い思いをしているのに、スネかじりの私は彼とラブホテルとは。
とても後ろめたい気分になり、お父さんが愛おしく、暗い車窓を見る目に涙
が浮かんだ。彼は何も分からず、ただ心配そうに「どうした」と聞くだけだ
った。世の男性にも生理休暇があればいいのに。そうすれば子供を犠牲にし
た悲惨な犯罪や、手鏡の教授など無くなるかも。お父さん、ガンバって!