僕の実家は北海道の農家で、父母と僕の3人で暮らしていた。
農地が狭く生活が苦しかったため、畑の農作業が一段落すると父はきまって本州に
出稼ぎに出掛けていた。
そんなある日、僕が小学校5、6年生のころのことだった。家の裏の納屋で当時3
0代なかばの母と、隣の農家のお兄ちゃん(当時高校生)が抱き合っているところ
を偶然見てしまった。二人とも下半身は裸で、お兄ちゃんが後ろから母に抱き付く
格好だった。お兄ちゃんがすごい勢いで腰を母の尻に打ちつけていて、母は股のあ
いだからお兄ちゃんのキン玉を握りしめていた。
大きな喘ぎ声をあげている母を見て、僕は子供心ながらお兄ちゃんに嫉妬した。母
は近所では美人だと言われていたし、熟れた体の線は若い男を惹きつける十分な魅
力を保っていたようだ。物静かで控えめな母の変貌ぶりに呆気にとられた僕は、ボ
ーッとしながら二人の姿を見続けた。お兄ちゃんの腰の動きがいちだんと激しくな
ったとおもったら、「ううっ」とうめいて母の背中にもたれ掛かった。
二人はしばらくそのままの格好で繋がっていたが、お兄ちゃんが母から離れると、
すごく大きなチンチンが丸見えになった。今度は母がお兄ちゃんの足元にしゃがみ
込んでチンチンの先っぽを口に咥えた。すごく汚いことをしているのに、母が嬉し
そうにお兄ちゃんのチンチンを舐め回している姿を見て僕はすごく悲しくなり、そ
の場から立ち去った。
その日以来、僕は母の姿が見えない時はあちこち探し回るようになった。母と隣の
お兄ちゃんはいろいろな場所でハメ合っていた。例の納屋のほか、溜め池のポンプ
小屋、林の中、はては家の押入れの中で抱き合っていることもあった。
それから数年の間に妹と弟が誕生したが、もちろんその子たちは僕の父親や僕にす
こしも似ていない。