家に帰り着いて、リビングのドアを開ける。なんと、そこには真っ裸の母ちゃんと真っ裸の男。両足を海老のように折り曲げられ男が上に重なっていた。 突然に開いたドアに重なったまま、こっちを見る。母ちゃんの顔は一瞬にして凍りつき、目を見開き恐怖に怯える顔つきになる。男も母ちゃんの上から飛び跳ねるように離れる。俺も、そんな光景を唖然として眺めていた。母ちゃんは慌てて脱いだ物をかき集め、胸に抱くようにしながら、身体を折り曲げ隠す。男も、そそくさと服を着るとバツが悪そうに逃げるように出て行く。その場に踞ったままの母ちゃん。
俺は黙って脱衣場に行くと靴下を脱いで洗濯篭にほおり投げる。やる前に風呂に入ったのか、お湯が張ってあり俺はリビングに戻ると「身体洗うんじゃ無いの、早く服を着れば」とだけ言い残し部屋に行った。母ちゃん!いつ頃から、あんな事してたんかな?色んな妄想が頭の中を駆け巡る。一時間ぐらいすると母ちゃんが、おずおずとした顔つきで部屋に来た。