家は小さいながら設備会社をやっている。親父は根っからの職人で現場一本やりである、事務員の代わりは母が昔からやっていて、従業員は俺を含めて四人の小さな会社。
今年になって親父の兄貴である叔父さんが経理担当として勤め始めた。俺も含め、仕事で現場に出ると滅多に会社や家に戻る事はなく大概は母と叔父さんが電話番やら注文の仕事をしている。
ある時、俺が携帯を持って出るのを忘れ、現場も近かったので取りに帰る事にした。携帯は家の自分の部屋に置き忘れ、何も考えずに玄関の方から二階にあがり携帯を持ち、現場に戻る前に何か用事は無いかと事務所の方に向かい家続きの戸を開けようとした時に、戸の向こうから「ダメょ、こんな所で!ァン、ダメだってば。誰か来たらどうするの」母の押し殺したような声が聞こえる。「大丈夫だって、この時間は誰も来やしないから」続けて叔父の声が。俺は息を殺し閉められた戸に耳を近づける。
母が拒み続ける小さな声、衣服が擦れる音、次第に母の声は荒い息に変わって行く。
「お願い、こんな所じゃ本当にダメだって、離して」
「それなら家の方に行こう」「ダメょ、こんな時間から私、困る」二人が戸に近づく気配、俺は慌て階段の陰に隠れる。戸が開けられ二人が家に入る気配。戸を閉めると階段を背中合わせに母が抱き締められる気配。
唇を塞がれたのだろう母の呼吸が鼻から洩れる音、忙しなく布が擦れる音、「あぁ、こんな事したらダメなのに!」母は吐息を洩らした様な声で言っている。続けて叔父のベルトが外される音、ズボンを脱ぎ去る気配、「ほら、ここに手を付いて」「こんな格好でイヤ、あぁ」母が壁に両手を付ける気配、ピチャピチャと直に肌に触れる音、「もっと尻を突き出して、ほら」
「あ~ぁ、こう!」
「あっっ、イャ~」母のうめく声。叔父は低く、うめきながら腰を動かしてるのだろう、肉がぶつかり合う音が響く。母の呼吸は荒く時折、悦びの声をあげる。叔父の呼吸も荒くなり「でる~ぅ」「あっ、ヒィ~ィ」母が声をあげヨガっている。叔父が母から離れたのだろう、足音がして直ぐに戻って来る。ティッシュを抜き取る音、カサカサと濡れた部分を拭く音「悪い人ね、こんな昼間から」母の甘えた様な声、「すまん辛抱出来なかった」「先に戻るわね」母は下着を穿きながら叔父に言う。いつから関係が出来たのだろう?
俺は自分の母親の淫靡さに興味を覚え、この後も観察を続ける事にした。