一瞬にして、こわばる母親の顔を見ながら、そこから立ち去る。 そんな母親の様子に気付かなかったのだろう…男が帰ったのは一時間ぐらい後にだった。家の近くに停めてあった車が走り去るのを確認して俺は家に戻る。母親は怯えた表情で黙ったまま食卓の椅子に座っている…沈黙が続き重い気配が漂う中…「ごめんなさい…」消え入るような声で言う「いつからなの?」なるべく平静を装おった声で聞く。「今日が初めて…本当に、ごめんなさい」話を聞き続けると相手の男は、以前に家のリフォームに来ていた工事の職人だった。10日間ぐらい仕事に来ている間に話が合い携帯のアドレスを交換してメールを続けていたらしい。三ヶ月ぐらいして男は近くに仕事に来たとの事で家に立ち寄り、色々と話をしている内にセックスの話になり迫られたとの事で、拒んだけど男に押し切られ…許してしまったとの事。蚊の泣くような小声で話す母親、それを聞きながら俺は股間を硬く膨らませてしまっていた、かと言って自分の母親を犯す気にはなれず…それでも母親が男に抱かれ悩ましく身悶える姿が脳裏から離れず「もう一度、あの男に抱かれてみたいかな?」と、唐突に聞く。「…!…。…」無言の母親。「母さんが抱かれてるのを、もう一度見て見たい…」「ダメ…お願いだから、もう言わないで許して、お願い」母親は泣き声で言う。そんなやり取りが続いた結果…親父には口が裂けても話さないとの約束で、母親は男にメールを送った…。