出張でやってきた街、高校卒業以来30年ぶり。
この街に生まれ、高校卒業まで住んでたが、大学進学でこの街を離れている間、両親が離婚、俺の帰省先が父親の実家になった。
俺は、離婚した両親と疎遠になり、帰省も最低限になり、大学のある街に就職して、ほぼ絶縁状態になった。
仕事を終えた金曜日、せっかくだから宿を取った。
翌日、昔住んでた辺りに行ってみた。
新幹線の駅からローカル私鉄に乗り、郊外へ。
小さな駅に降り、少し歩くと30年前とあまり変わり映えのしない風景が広がった。
俺が住んでた長屋の県営住宅が、あの頃のまま佇んでた。
あの端っこの部屋に住んでて、君はそのとなり、幼馴染の二人は、中学1年の夏、初めてキスした。
場所はあのガスボンベが入ってる小屋の裏だった。
君と初めて結ばれたあの部屋、お互いの両親の目を盗んでの交わりを繰り返したっけな。
女子中学生のオマンコ、興奮したなあ。
君はスカートとパンツを脱いで、上はセーラー服のまま、セックスしてた。
君の髪の匂いと、セーラー服の匂い、思い出すなあ。
君は今、どこにいるんだい?
会えなくなって30年、素敵な恋をしたのかい?
目を閉じると、セーラー服姿の君が居る。
死ぬまでの間、もう一度だけ君に会いたい。
あってどうこうなろうという気持ちはないけど、元気な姿を見たい。
初めて愛した人だから、幸せになってて欲しい。