そんなこともあるのかと自分でも驚くようなことだった。
母は健康志向の強いいわゆるインテリママで結構きつい感じで
人に好かれる方ではなかったけど、毎週決まった曜日にヤクルト
を届けてくれるおばさん(というには若かった)とは妙にウマが
合うようで届けに来てくれる日は結構長い時間そのおばさんと
玄関先で話が弾んでいたようだ。そのことを知ったのは高校一年の
夏休み前、ちょっと風邪をこじらせて二週間ほど学校を休んで家に
いた時だった。普段、母の笑い声などあまり聞いたことはなかった
が、玄関先からはヤクルトおばさんと話す母の声と時折沸き起こる
笑い声が妙にめずらしかった。学校に行って不在のときはそんなこ
とに気づけるはずもなかった。夕食時、母にヤクルトおばさんの話
は面白かったのかと聞くと、彼女の5歳になる子のいたずらの話が、
僕のそのころのいたずらとおんなじなのだそうだ。シングルマザー
で明るい愉快な人だと母にしては珍しい高評価だった。
夏休みになって母が、しばらく父の単身赴任先にいくことになって
留守を頼まれることになった。月末にヤクルトの集金があるからと
玄関先にお金を用意してあるからと言って出かけた。一人暮らしの
気楽さを満喫。普段は母の目もあって隠れてこそこそやらなければ
ならないオナニーも誰も気にせず大胆にやりたいようにできる解放
感!母が出かけた日からオナニー三昧で快感の絶頂の脈動におぼれ
た。
その朝も、朝のシャワーを浴びて適当に朝食食べて、テレビを見始
めたとき、ムラムラっとしてきて、せっかく着たばかりの服を脱ぎ
リビングに横たわり体をいやらしく触りくねらせペニスをもてあそ
びオナニーを始めてしまった。ペニスはすぐに勃起し快感がそこか
ら全身に行きわたるように刺激を調節しながら床を転げまわってい
た。その時、玄関チャイムがピンポーンと鳴った。こんな朝っぱら
からなんだ、と無視を決め込みペニスをしごき射精に向けて上りつ
めようとしたその時、思い出したのだ。
「し、しまった~!!今日はヤクルトの集金日だったんだー!」
ピンポンがもう一度鳴ったので、慌てて下着も穿かずにジャージ
のズボンとTシャツを着て「はーい!いまいきま~す!」と大声で
答えて身づくろいを整え玄関に向かった。自分では完璧な感じ
だった。玄関を開け「すいません。遅くなっちゃって」と言いな
がらヤクルトおばさんと初対面の挨拶をかわした。「今日は集金
でしたね。母から預かってます。母がいつもお世話になって」と
か社交辞令を言ったりした。そして、彼女を玄関の中に招き入れ
集金のために用意してあった袋からお金を出して支払おうと
準備した。彼女からヤクルトを受け取りながら、あなたが息子さ
んでしたかとか話しているとき、彼女の目線が時折僕の下半身に
行くので見ると、なんと、抑え込んで目立たないようにしていた
はずの勃起が完全におさえこまれておらず、テントを軽く張った
ようになってて、下着を穿いてなかったので我慢汁のにじみが浮
き上がってきていたのだった。
「す、すいません。」と手で押さえ隠したが時すでにおそし。
顔に血が上り暑くなっているのを、彼女は平静を保って気が
付かないふりをしてくれているようだった。
「今年、高校生になったんですってね。おかあさんからきい
てます」と話をそらせてくれたように思えた。しかしそれは
お母さんに言いつけちゃぞという風にもとれたので、「いや、
ほんとすいません。起きたばっかだったもんで」とかしどろ
もどろしていると、「朝立ちは元気の印。高校生ですもんね。
これから、するの?」と手を軽く握って上下に動かしたので、
僕はうつむいてしまった。すると、立っている僕の前に来て
耳打ちするようにして言ったのだ。僕は夢を見ているのだと
しか思えないくらいクラクラし夏だというのにガタガタ震え
てしまった。「お昼すぎまで、ガマンできるかしら?」
彼女はそういった。「お昼過ぎ?」「無理?」「だ、大丈夫
です」「そ、よかった。じゃあ、お昼過ぎぐらいにもう一度
来るわね。いいかしら?」「え、ええ」
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