学部の関係で、隣の県の県庁所在地にある大学に進学した。
キャンパスは新幹線の駅から在来線2駅の郊外にあって、その駅のそばにアパートを借りた。
隣の部屋が3年生の先輩女子大生で、色々面倒を見てもらった。
入学してすぐにやってくるゴールデンウィーク、帰省する学生が多い中、俺は帰省せずにいたら隣の先輩女子大生も帰省せず残ってて、先輩の部屋で夕飯をゴチになった。
その時、まだ俺は未成年だったけどチューハイやらビールやら飲まされほろ酔い気分、
「キミ、女の子とエッチしたことある?」
の質問を皮切りに、童貞チンポを晒す羽目になった。
先輩に弄りまわされフル勃起、ウブな俺は、先輩に亀頭責めで焦らされているとも知らず、羞恥と快感にハァハァ、しかもそのまま放置された。
「ねえ、自分で出してみて。男の子のオナニー見てみたいな。」
と言われたから、
「じゃあ、オカズに先輩のオマンコ見せてください。」
と言ったら、先輩はスカートめくってパンツ脱いでオマンコを見せてくれた。
俺は、先輩のオマンコ見ながらシコシコ、敷いたティッシュの上にドッピュンと射精した。
「うわー凄い量ね。まだピクピクしてる・・・」
この後、先輩と一緒にお風呂に入って、童貞を卒業した。
生れて初めてオマンコをクンニして、生まれて初めてフェラされた。
コンドーム被せられて、対面座位で結合部を確認しながら挿入、先輩の顔が少しずつ虚ろになってゆくのを不思議そうに見ながら腰振り、一度出してても5分くらいしか持たなかった。
コンドームのこの日2発目を出したけど、興奮冷めやらず勃起したまま、お風呂でチンポ洗って二回戦に臨んだ。
セックスって、人間いプログラムされてるようで、挿入して腰振りは自然にやってて、童貞卒業したばかりの俺でも先輩をアンアン言わせてた。
この先輩とは、その後も毎日のようにセックスしてた。
先輩に生理が来ると、携帯で撮影した先輩のオマンコ写真を見ながら先輩の見てる目の前でオナニーして、射精するところを見られてた。
凄く恥ずかしいんだけど、なぜかそれが気持ち良かった。
そのうち、コンドームの消費量がバカにならなくなって、生入れ外出しになった。
男女関係にある先輩と後輩という間柄で、恋人関係なんだかよくわからない状態で、先輩との性生活は活発なまま2年間続いた。
先輩が卒業で部屋を引き払う前夜、
「この部屋には、キミとの思い出がいっぱい・・・ねえ、一度も好きって言わなかったけど、私、キミのこと好きだったんだよ・・・」
と言われた。
「俺もです・・・先輩・・・」
この日、相思相愛だと確認してからしたセックスは、とても素敵だった。
好きな人と一つに繋がる歓びは、単なる性欲を満たすだけのセックスとは違った。
明日は別れる二人だったけど、最後の最後に愛し合うセックスができた。
「じゃあね、元気でね。さよなら。」
「先輩、さようなら・・・」
先輩を乗せた新幹線を見送ったのを、今でも覚えてる。
あの後、先輩の後にお隣に越してきた新入生の後輩女子大生に優しくして、ゴールデンウィークに後輩の処女をもらった。
まるで、俺と先輩の物語をトレースしているようだった。
ただ一つ違ったのは、雰囲気と流れ出処女をもらった後、俺は後輩に、
「君のことが好きだ・・・」
と気持ちを伝えたこと。
だから、俺と後輩は、愛のあるセックスをたくさんした。
俺が4年生の時、後輩とラブラブで学祭からアパートに戻ったら、視界の隅で電柱に隠れた人影を確認した。
俺の部屋に後輩を連れ込み、玄関のドアを閉めるときチラッと見たら、先輩だった。
先輩、学祭に来て、俺に会おうとしたんだと思う。
先輩に、一番見せてはいけない場面を見せつけた俺は、後輩に、
「ちょっとコンビニ行ってくる。」
と言って部屋を飛び出して駅に向かって走ったが、先輩の姿は見つからなかった。
「先輩・・・ごめんよ・・・」
そう呟いてアパートに戻った。
とても切ない思い出・・・
その後、俺は卒業して、後輩に見送られて彼の地を去った。
そして地元で就職し、2歳年下の嫁と出会い、26歳の時に結婚した。
俺は、先輩を教訓にして、学祭にも戻るようなことはせず、卒業後は一切母校を訪ねなかった。
大学を卒業して25年、娘が俺の母校の大学へ進学した。
俺が住んでたアパートはもう無くなってて、エントランスに入るのでさえカードキーが要る女子専用のアパートになっていた。
娘は、そこに部屋を借りたから、父娘で同じ場所で青春を過ごすことになった。
25年ぶりの大学は懐かしく、先輩や後輩の思い出が蘇った。
でも、住んでたアパートも、駅前のコンビニや居酒屋も、から揚げ弁当が旨かったホカ弁屋も、思い出の場所が消えていて、寂しかった。
「25年前に、あなたもここにいたのね・・・彼女のこと、思い出してるんでしょ。」
と拗ねる嫁が可愛くて、そっと腰に手を回し、童貞を卒業して、処女をもらった街で、青春時代をほのぼのと思った。
「さらば青春・・・」
そう呟いたら、嫁が笑って寄り添った。