5年前に振られた元彼がいます。
20歳の処女を捧げた初めての男性で、初めて裸を見られた恥ずかしさ、初めてアソコを舐められた羞恥と快感、そして痛みと共に愛する男性と一つになった歓びを知りました。
愛する男性に身体を愛撫され、何度も結ばれていくうち、セックスに伴う快楽に支配されていきました。
快感で声が出て、喘いで、身体を捩り、仰け反って淫らな反応を元彼に見せていました。
やがて、元彼に跨って腰を振ったり、四つん這いで後ろからされたり、座って向かい合って出し入れしてるところを見られたりしました。
元彼が大好きだからと、そのうちコンドーム無しでダイレクトに入れられるようになり、身体に精液を浴びるようになりました。
大好きな元彼の精液をかけられて、とても嬉しかったです。
セックス中に生理が来たときは、そのまま中に出してもらいました。
愛する男性の精液をアソコの中にもらうって、とても満たされました。
そんな元彼とは、いつか結婚するものと思っていました。
元彼のお嫁さんになる夢を見ながら、幸せな日々を過ごしていたつもりでした。
でも、あの頃の私はまだ若く、聞き分けのない我儘を言って元彼を困らせていたのです。
まるで、「処女をあげた」ことに恩を着せるみたいな態度で、元彼に過剰な愛を求めていました。
少しずつ元彼に嫌がられて、最後、振られました。
私は、「元彼は私のことを愛していないはずがない」という前提だったから、パニックになって取り乱し、別れ際に元彼に酷い事をいっぱいしてしまいました。
実家が元彼の家とそれほど離れてなくて、最寄り駅が同じだったから、別れた後も年に数回見かけたり、顔を合せたりもしました。
でもその都度、元彼は私のことを無視したり、露骨に嫌な顔したりされました。
元彼と別れて2年後、私のことを好きだという男性が現れました。
とてもいい人だったから、元彼のことは忘れて、その男性と付き合って、一昨年結婚して実家を出ました。
そして、元彼と別れて5年の今年、実家に用事があって帰ったとき、実家の最寄り駅前の信号で、元彼と偶然に再会しました。
元彼は嫌な顔せず、私を見たので、
「久し振りだね。元気してた?・・・あのね、私ね、結婚したんだ。」
って言って左手の薬指の指輪見せたら、
「おめでとう。幸せになりなよ。いい人と巡りあえて、良かったな。」
って言ってくれました。
それだけでとても嬉しくて、涙が出そうになったけど、ニッコリ笑って、暫く元彼と並んで歩きました。
元彼の家との分れ道で、
「じゃあね。さよなら・・・」
と言って元彼と別れました。
笑顔で手を振ってくれた元彼の左手の薬指にも、指輪が光っていました。
元彼に再び愛されることはないけれど、でも、元彼に嫌われてはいないことが分かって、もう、きっと元彼の中で私とのことは、遠い思い出なんだと感じました。
だから私も、元彼を良い思い出にしようと思いました。