実家にあった大学時代の専門書、今の仕事と関係ない物は、結婚するとき実家に置きっぱなしになってたけど、邪魔だと言われ取りに行った。
大学を出て20年、一度も開いていないから処分しようかと表紙をめくると、数枚のプリクラが張ってあった。
大学時代の元カノとのツーショットだった。
心の中に、甘酸っぱい思い出が蘇った。
毎朝、駅で顔を合わせた女の子、ちょっと垢抜けない可愛さが好きだった。
時々、駅に向かう信号待ちでも一緒になった。
駅とアパートの間にあるコンビニでもよく顔を合わせた。
コンビニでその子の後ろでレジ待ちしてるとき、財布に学生証が見えて、思わず、
「文学部なんだ。」
と言ってしまい、振り向かれて慌てて、
「あ、俺工学部なもんで・・・同じ一年・・・よろしく。」
コンビニを出たら、その子、俺を待ってた。
彼女の名前は麻美、俺も学生証を見せて、
「俺、浩太郎っていうんだ。これからもよろしくな。」
と言って、当時流行り始めていた携帯電話のメルアドを交換した。
放課後はメールで連絡を取って待ち合わせて、一緒に帰った。
何となく、恋人気分で嬉しかった。
思い切って、アパートに誘った。
麻美は喜んでついてきて、
「私のアパート、そこだよ。」
と俺のアパートの裏を指さした。
部屋でテレビ見て、ポテトチップスを食べながら、
「なあ、チューハイでも飲まない?」
「まだ18歳だよ。」
「少しならいいじゃん。アパートもすぐ後ろだし。」
と言って、二人で呑んだ。
アルコールの力を借りて、麻美の肩に手を回したら、麻美が目を閉じたのでキスした。
童貞の俺は、それがファーストキスだった。
そして、そのまま押し倒し、服の上から胸を揉んだ。
「ちょ、ちょっと待って・・・」
少し気まずい雰囲気になったけど、今更引けなかったし、
「好きなんだ、麻美・・・」
と言ったら、麻美は、
「私、初めてなんだ。彼氏もキスもセックスも・・・」
と言うので、俺も正直に、
「実は俺もなんだ・・・」
と言ったら場が和んで、見つめ合って笑った。
お互い初めて同士なら、ちゃんとやろうと狭いユニットバスで裸でイチャついて、身体を触りっこして、勃起をしげしげと見られた。
ベッドにバスタオルを敷いて、麻美の身体を愛撫した。
乳揉んで、乳首舐めて、そしてオマンコを御開帳、生まれて初めて見たその神秘的な裂け目に、興奮がマックスになった。
見よう見まねでクンニすると、
「アァ、アァ、恥ずかしいよ・・・」
と麻美が色っぽい声で言った。
ヌルヌルのトロトロになった麻美も、見よう見まねのフェラをしてくれた。
麻美は可愛いけれどどこか垢抜けないので、それが純情そうに見えたから、そんな18歳の女の子にチンポを舐められているとゾクッとした。
コンドームを被せて、麻美のオマンコにそっと入れた。
体重をかけていないと押し戻されそうなので、グッと体重をかけると、ズルっと一気に根元まで入り、麻美がビクっと跳ねた。
「痛いか?」
「大丈夫。一つになれたね・・・」
麻美が嬉しそうに言った。
まだあどけない顔した麻美が、セックスを知らなかった麻美が、初めてのオマンコを許す程愛された男になれたことが心底嬉しかった。
俺は今でも麻美の処女喪失の一部始終を忘れていない。
その時の麻美の身体、チンポが処女膜を貫いた瞬間の感覚を忘れていない。
麻美がセックスに慣れて、女の悦びを覚えていった過程を忘れていない。
覚えたての快楽を貪っていくうち、ピンクだった麻美のオマンコが、荒淫に色付いていったのを忘れていない。
2年生になると、セックスにも慣れてお互いの身体も覚えて、連日ヤリまくった。
コンドームがもったいないと、生入れ外出しをマスターした。
セックス中に生理がくれば、そのまま中に出した。
生理中は汚れるからやらなかったけど、風呂場で手コキ射精をされた。
「浩太郎のカルピスシャワーだ~~」
と麻美が体中に精液を浴びながら扱いてくれた。
俺に両足を大きく拡げられて、丸出しにされたオマンコをむしゃぶりつかれ、悶絶した麻美。
チンポを深々と体内に突き立てられながら、俺の背中に両腕を回し、ヒイヒイしながら狂ったように腰を震わせた麻美。
高く突き上げた尻を俺に掴まれ、ジュボッと沈めこまれ、激しく突かれ、アナル丸出しで腰をカクカクさせた麻美。俺に跨り腰をくねらせ、揺れる乳を鷲掴みにされて揉みしだかれて、下から突き上げられて、髪を振り乱してヨガリまくった麻美。
青春18きっぷで貧乏旅行もした。
安宿で、隣の部屋のカップルのギシアン聞きながら、麻美と激しくハメ合った。
翌日、宿を出る時隣のカップル見たら、四十がらみの中年カップルで驚いた。
向こうも、麻美が高校の制服っぽいブラウスにリボンしてたから好奇の目で見てた。
今は、行くことはできても町ブラはできない、福島県の沿岸部にある宿泊施設に常磐線で行ったこともあった。
どこに行くにも麻美と二人で、アパートが近かったから、まるで夫婦みたいに半同棲状態だった。
本当に大好き同士だった。
夏休みや春休みは帰省してたけど、4年間で、麻美とは1,000回はヤッたと思う。
麻美のオマンコも、赤茶色に変色してたし、俺のチンポも赤らんでた。
でも、麻美は一人娘だから、地元に就職を決めた。
俺は次男坊だったけど、麻美がいない東京に残る気になれず、俺も地元に就職を決めた。
麻美と過ごした青春は、4年間で幕を下ろした。
最後のお別れセックスは、切なかった。
先に、麻美を見送った。
新宿駅から特急に乗った麻美は、目が潤んでいた。
「麻美のおかげで、楽しい4年間だったよ。さよなら。元気でな・・・」
「浩太郎も元気でね。4年間ありがとう。さよなら・・・」
ドアが閉じて、電車が麻美を連れ去っていった。
俺は、電車が見えなくなるまで、手を振っていた。
夕方、麻美から実家に着いたとメールがあった。
俺も明日帰るとメールを返した。
俺は一人、アパートを出た。
いつも麻美と二人で歩いた駅までの道を、一人で歩いた。
東京駅から東北新幹線に乗った。
車窓を流れる東京の街なみを見ながら、麻美との思い出に浸った。
「さよなら・・・麻美・・・」
東京と麻美の思い出にお別れを言った。
専門書のプリクラが、麻美と過ごした青春と20年前の別れを思い出させた。
「やっぱり処分せずに、持って帰ろう・・・」
俺は、麻美の思い出が貼ってある専門書を、家に持ち帰った。
麻美・・・幸せになってるといいなあ・・・
初めての彼女だった麻美の幸せを願った。