先日、もの凄い場所へ出張してきた。
中学3年の9月まで住んでいた、当時は人口15万人くらいだった地方都市だ。
実に31年振りだった。
出張が金曜日だったから俺は宿を取って一泊し、翌日、懐かしいあの場所を訪ねようと思った。
駅前は昔の面影が残っていたが、新しい建物が建っていた。
仕事を終え、ホテルに泊まった。
そして、31年前までいたこの地での出来事を思い出していた。
小学生の思い出、中学生の思い出、やっぱり、思い出すのは裕木奈江に似た可愛い百合。
中学一年の時に席が隣になった百合とは、とても気が合って仲良くなった。
女子はもう思春期だったが、男子はまだガキで、今の中学生と違って、一年生のうちはあまり女の子を意識しなかったから、気軽に話したし、一緒に帰った。
俺の通学路の途中に百合の家があり、一人っ子で共働きだった百合はかぎっ子で、たまに上がり込んで小一時間くらい遊んでた。
やがて恋心が芽生え、異性として意識するようになったが、関係は同じだった。
中二の三学期、百合がバレンタインのチョコをくれた。
俺もホワイトデーにお返しした時、初めてキスした。
中学2年が終わった春休み、両親が仕事に出かけた百合の家で、一緒にお風呂に入って、百合の部屋で全裸でペッティング、それから、ホットドックプレスだったか平凡パンチだったかを開いて、恋人同士はフェラとクンニをするみたいなの読みながら真似た。
中学二年生の百合をクンニした。
女の子のオマンコを初めて見て、心臓バクバク、雑誌のイラストを真似て、百合があおむけで開脚、俺がオマンコを舐めた。
そして、今度は百合がフェラ、雑誌のイラスト通りに舐めてた。
「好きな人同士は、おチンチンとオマンコを舐め合うんだね。」
なんて言いながら、その次の段階へ向かった。
コンドームして、カーペットの上に新聞紙敷いて、その上にバスタオルを敷いて、百合が仰向けで股を開いた。
「抱き合って、濡れたオマンコの中におチンチンを挿し込むんだね。」
挿入しようとするも、中二少女のギチギチの処女オマンコにはなかなか入らず、コンドームに唾をまぶして改めて入れると、ズルッと入った。
正常位で処女膜を破った後は、抱き合ってキスしてた。
その後、自然と腰が動き出し、百合の気持ちいいオマンコの中で、コンドームに射精した。
血が出てて、バスタオルごとコンビニのごみ箱に捨てた。
その後も何度か百合とセックスを重ねた。
中三の一学期が始まるころには、百合も痛くなくなり、気持ちいいクンニが好きだというようになってたが、平日の夕方では洗えないから指マンだった。
百合の母親が帰って来るのは6時15分着の電車で、家には6時30分に着くから、俺は6時15分位は百合の家を出た。
百合とセックスする時間は、1時間となかった。
平日の夕方、百合はスカートとパンツを脱ぐだけで、上は中学のセーラー服を着たままでセックスしたから、中学生がセックスしてる雰囲気にまみれて、イケないことしてる感満載だった。
雑誌を読み漁り、
「これやってみようよ。犬みたいな格好して。」
とバックでズコズコ、
「今度はこれ。私が上になる。」
中学のセーラー服着た女子中学生が、騎乗位で腰をクイクイ、萌えた。
そこにいるのは、教室で見る百合と同一人物にいは思えなかった。
対面座位では、
「うわあ、繋がってるとこが見えるぅ」
なんて言いながら、まだ幼い二人が覚えたての快感を貪った。
生理が来てしまうと、百合が雑誌に書いてあった手コキをしてくれた。
てょっしゅをたくさん敷いて、コンドームしないでドピュンを見られた。
同級生の女の子に見られながらの射精は、めっちゃ恥ずかしかった。
夏休みは、平日に何度もハメた。
二人の小遣いがコンドーム代に消えていった。
この頃には、百合はオマンコの中で感じるようになっていたから、アンアンと喘いでて、とても淫らな姿を見てた。
夏休みだけで、100回はセックスしたと思う。
もう、二人はセックスに夢中だった。
夏休みが終わり、9月の初旬、父の勤め先が倒産した。
バブル崩壊の煽りだった。
俺たちは土地建物を売却し、母の実家がある町に引っ越した。
百合と二人で散々泣いた。
引っ越しの前日、最後のセックスをして、最後のキスをして、別れた。
「元気でね。一生忘れないからね。さよなら…」
「百合も元気でな。さよなら…」
荷物を積んだトラックの後、父が運転する車に乗って走り出した。
俺たちを見送るご近所さんの中に、百合がいた。
手を振る百合に、窓を開けて、
「さよ~なら~」
と叫んだ。
あれが、百合を見た最後だった。
俺は、半年しかいなかった母の田舎の中学の卒アルしかないから、百合の写真がない。
ただ、裕木奈江に似てたことだけ覚えてる。
懐かしい住宅地を歩き、中三の9月までいた中学の前を通り、百合の家に向かった。
百合と並んで下校した道が、懐かしかった。
百合の家に着いた。
あの部屋で、百合と汗だくでセックスに励んだのを思い出してた。
表札は昔のまま、百合、ここに住んでるみたいだった。
2台分の駐車スペースに水色の軽自動車と隣に白いプリウスがとまってた。
庭の方で音がしたから行ってみると、塀越しに洗濯物を干す女性が見えた。
面影が蘇り、百合だとわかった。
「百合、幸せそうで何よりだ…」
土曜日のお昼前、美しく年を重ねた百合が洗濯物を干す姿を見て、俺は、自分が産んでた家に向かった。
31年振りに、俺がかつて住んでた家の前に立った。
「どんな家族が住んでるんだろう…」
と呟きながら振り返り、あそこで百合が去っていく俺に手を振ってたな~と思い出した。
駅に向かい、駅でそばをすすって、在来線に乗り、新幹線のある駅まで向かった。
新幹線に乗り換えようかと思ったが、なんだか、鈍行に揺られて帰るのも悪くないと、普通列車に乗り換えた。
トンネルに入り、車窓に映った俺の顔を見て、百合と過ごしたあの頃が、はるか遠い昔なんだなと、おっさんになった顔を見つめた。
31年振りに訪ねた思い出の地で、辿った百合の思い出をここに…