2017.2.11、建国記念日、俺にとって特別な日になりました。
俺、24才会社員、経験は風俗のみの素人童貞でした。
何とか彼女が欲しい、出会い系でもダメ、友達に頼んで参加させてもらった合コンでもダメ、かなり焦ってました。
昨年11月、会社の先輩OLさんが、俺の現状を聞いて、ある女性を紹介してくれました。
先輩OLさんが通うカルチャークラブの友達、27才でデパートの衣料品店勤務の人でした。
名前は仮名で、あやかとしておきます。
休みが合わないので、お互い仕事が終わった後にと、先輩OLさんがつけた段取りで会いました。
会う前に先輩OLさんから、あまり期待しないで、何回か言われてました。
俺三つ年下だし、どうやら向こうはこの話に、あまり乗り気ではない様子、先輩OLさんの話では、可愛いとも綺麗とも言い難い様子だしと。
仕事で遅れてきたあやかが、先輩OLさんと俺がいる飲食店の個室に入って来ました。
第一印象、地味な芋ね~ちゃん。
デパートの衣料品店勤務なんだよね?と疑ったくらい、トレーナーにデニムパンツの服装はないでしょ?と思いました。
ややふっくら体型にメガネの丸い顔、確かに綺麗とも可愛いとも言えないし。
先輩OLさん、自分の引き立て役に友達付き合いしてるんじゃ、そう思ったくらい地味でした。
でも容姿を言ったら俺も人のことは言えないわけで、彼女無し24年ですから。
先輩OLさんを間に会話、わかるのは非常に大人しいタイプ、接客業向きじゃないんじゃない?
てかやっぱり乗り気じゃないから、こんな雰囲気なのかな?
場が重いと言うか、そんな雰囲気でした。
あやかがそんな雰囲気だから、こりゃダメだなと思って、適当にこの場が終わるのを待つ俺でした。
でもその中で俺、時々浮かべる丸い顔のあやかの笑顔、愛嬌ある笑顔だなと少し思ってました。
先輩OLさんに促され、とりあえず連絡先を交換してお開きになりました。
それからちょこちょことは連絡取り合ったりはしてましたが、再び会おうの話には至っていませんでした。
そんな時、先輩OLさんから呼び止められました。
進展がないことを言われました。
向こうはどうやらまた会いたい意向があるよう、奥手な子だから誘ってみての話でした。
年末も近いしこちらも忙しい、向こうはデパートだから余計だろう、そう思いながら、誘ってみることにしました。