某サイトにて、バツイチ女性と知り合ったのが約一年半前。
でも俺は東北の地方都市、彼女はなんと九州は福岡、即会いとはなりません。
俺24才にして素人童貞、さすがに遠すぎるから無理だなと思いながらも、メールだけの付き合いを続けていました。
彼女は46才の会社員、晴子。
メール付き合いをすること四ヶ月位。
『こっちまできてくれたら、君の初めてになってあげても』
俺は迷いました。
調べると交通費だけでも八万くらいかかる。
ならばさっさと別な女性を必死に探したほうがよいのか。
出した結論は、他を当たりながらも金を貯めて、福岡行きも視野に入れるでした。
車で行けば~でもその根性はありませんでした。
サイトでは連敗続き、ついにやむなく福岡行きを決め、こつこつ貯めた交通費にもメドがたちましたが、お互いの都合がなかなか合いません。
正月に、と思ったら、大阪にいる息子が帰ってくる、ならば10~12の連休は、そこでやっと都合が合い、俺は飛行機の予約をしました。
俺は初めて飛行機に乗りました。
到着して、言われたお土産屋を探す。
それを見つけると俺の携帯が鳴る、それに出ると、向こうで手を振る女性がいました。
晴子でした。
『ほんとに来たね~』
笑顔の晴子。
俺はこの人、なんか見たことあるな~と思いました。
銀縁メガネで一見学校の先生みたいな感じの中に、ちょっと飲み屋のママ風も含まれるみたいな晴子。
駐車場に行き、晴子のフィットに乗り、晴子が用意した市内のホテルにチェックイン。
『こんなおばさんに会いにわざわざ飛行機に乗って、澄宏君、物好きの馬鹿ね~』
笑われました。
俺も馬鹿だよなと思っていましたが、素人童貞卒業するため、必死でした。
でもなぜツインルーム?
『私もここに泊まるからよ?』
当初の予定では、俺は三日間滞在するが、晴子は12仕事でした。
それを同僚に頼むことが出来た、三日間一緒に居れることに。
サプライズだから黙っていたそうです。
いろんな話しをしていて、日も暮れて食事に出た先でのテレビ、稲田なんとかと言う女性議員さんが映っていました。
『私ね、この人に似てるって言われるんだよね』
そう、最初みたとき、どこかみたことが、稲田議員に似てました。
思わずうんうん、頷いていました。
福岡名物を食べ、再びホテルへ。
『じゃあ始めようか』