“オトナの男”になったのは25歳の時だった。
かなり遅い・・・よな。
化石とか天然記念物と言われてもおかしくないよな。
ヲタでもヒッキーでもない。女友達も多い方だと思う。
性欲と精力は異常に高く(?)、毎晩2回はシコっていたが、“いざ”という時に根性が無く25歳まで未使用だった。
俗に言う俺は“ヘタレ”だ。
初めての相手は30過ぎバツイチAさん。
仕事関係で知り合って、どうも俺に対する接し方は気があるような感じがしていた。
その日、謝恩会があり終わった後、ホロ酔いのAさんに誘われて初めてラブホに入った。
緊張でドキドキが止まらない。
その後ろ姿は今でも脳裏にクッキリと記憶されている。
俺もシャワーを浴びた。
ベッドで待つAさん。そのベッドへ入っていっていいのかわからない。
タバコを吸って誤魔化してる俺をAさんが横においでと呼んだ。
心臓の鼓動はフルスロットルで脈打っている。
横に入るとスグに身体を預けてきた。
フルボッキからドロドロギトギトにガマンエキスが溢れている。
AVで観たことを思い出しながらマネ事のように愛撫した。
初めて見た観音様は、大きなビラビラがドス黒くちょっとキモかった。
そっと握られた。初めて女性に握られた。
そのまま口の中へ。初めてのフェラチヲ。
こんなに気持ちいいものだったのか。
そのままAさんが上に跨ってきた。
下腹に張り付いたフルボッキに手を添えて・・・ニュルっと中に入った。
“オトナの男”になったんだ!
上で腰を使うAさんの悶える表情でこちらの気持ちも昂ぶった。
子宮の中まで入ってくる!こんなの初めて!
そう言いながらAさんはイッタ・・・ようだ。
グッタリと身体を預けてきた。
今度は自分が上になった。
自らAさんの中へ。
無我夢中で腰を振った。
Aさんが悲鳴に近い声を上げている。
ほん数分だった。
限界に達しフルボッキを抜いた途端に激しく飛び散った。
顎のあたりまで。
放心状態に近かった。
Aさんもグッタリしていた。
しばらく休憩したあと、今度はAさんの口の中で。
足の根元が攣るんじゃないかというぐらいに気持ち良かった。
それでもボッキは収まらず、その後も2回。
そして朝起きて、また2回。
センズリを覚えた猿の如く。
それから週に一度は逢って絡み合った。
そしてAさんはピルを常用するようになった。
かれこれ20年前のこと。
今でもわすれない。