「あの・・・優しくして」
クチュクチュと彼女の中から指先で壁を撫ぜて引き出し、。
奥から溢れた固くて薄いマットの上に垂れて、染みができた。
「あたしも・・・」
ズボンのファスナーを下げてパンツの窓から勃起を取り出す。
「すごい・・・先、濡れてるね」
汁が広がった鈴口を指先でクリクリと撫ぜた。
「あ、それちょっと刺激強すぎ。あんまり触らないで」
「ほら、あたしだって・・・さっき、しんどかっただから」
互いに性器をいじりやすいよう頭の脚のほうへ向けて、横向きになった。
僕からは身長の高い彼女の膣は見えなくて、未だに『アソコ』のままだった。
彼女は目の前の勃起をシコシコしたり、仮性包茎の皮を剥いたり、と他人の手
でイジられるだけで暴発しそうだった。
「可愛い・・これ。食べちゃおう」
彼女自ら、咥えてくれるとは思わなかった。
チャームポイントの八重歯があたって少し痛かったが、舌が汚れを綺麗にする
ように這いずり回る。
ふいに強くジュポジュポと吸引されると刺激が強すぎたが、彼女は愛しく舐め
てくれた。
僕も彼女の腰に抱きつき、密着して抱き合うとようやく見えた肉びらに口を付
ける。
目の前にはキュっと口を結んだ肛門も見える。
僕はこっちのほうも親指でさすりながら、クリトリスを吸い人より少したかく
とて大きめの鼻を彼女の穴へ突っ込む。
互いの性器を無言で貪り、いつしか鼻が麻痺して互いの匂いもわからなくなっ
てきた。
僕があんまり彼女のアナルをいじるせいか、彼女もまねしていじり始めた。
肛門から睾丸の間に舌が這うと、すごく気持ちが良かった。
僕も真似たが、彼女のほうが背が高いせいで、届かなかった。
あっという間に射精が近づき、「大槻、もう出る!!」というと彼女は手での
しごきを一層早くする。
最初の発射がどこかへ飛ぶ。二射、三射と繰り返す内に再び、勃起は暖かい口
内に収まった。
彼女の口の中で律動が止まり、チュウチュウと残滓を舐め取られた。
「どうしよう・・」僕がけだるく上体を起こすと、彼女の制服や髪、顔に精液
がベッタリついていた。
ハンカチを給湯器のお湯で濡らし、彼女の髪や制服を拭いてあげた。
「あの顔・・・」彼女が小さな声でボソっと言った。
もう一度洗ったハンカチで、顔を拭いてあげた。
こんなに互いの顔を近づけたのかキス以外では初めてだ。
「あのさ、さっき口に入れたのどうしたん?」
「飲み込んじゃった。・・・男の子ってそうすると喜ぶって」
それを聞いて、忘れていた嫉妬が猛烈にこみ上げてきた。
半立ちだった勃起がみるみる復活した。
彼女をベッドに押し倒すと、股の間に入り膝押してM字に脚を大きく拡げた。
たっぷり濡れたピンクの裂け目が、誘ってるように見えた。
口をつけ彼女を誰よりも感じさせたい。
「恥ずかしい・・・ううう」彼女は声が出ないよう自分の指を噛んで堪えてい
た。
肛門から膣の中、クリトリスまで僕の舌が触れていないところがなくなったこ
ろ、彼女に覆いかぶさった。
声を殺すのも忘れて、愛撫に身を委ねていた彼女が我に帰って抵抗する。
「ダメ!・・・コンドームしてない!!」
一生懸命、顔や胸を押したが性器同士が触れたとたん、ヌルっと先端が中へ滑
り込んだ。
「入ってるってば!?ホントにダメだって!」
僕は抵抗する彼女を手首を掴んでバンザイさせると、そのまま上体を預けて密
着した。
根元まで彼女の中に入った。
本能的に腰が彼女の一番深いところをえぐろうと送出を繰り返す。
グチョグチョと愛液が音を立てた。彼女もきっと感じてる。
あぅ!あぁ・・・と一突きごとに切ない声がこぼれる。
「いやだ、こんなの・・・いや・・いや、いや、嫌~~~!!!!」
彼女が悲鳴を上げた。僕は慌てて、彼女の口を抑えようとすると、強い痛みが
走る。
彼女の歯が手に食い込む。
僕は痛みよりも、怒りに燃え、次第に涙がポロポロと溢れさせる彼女を見て動
きを止めた。
彼女の顔がクシャクシャになり、泣き出した。
うっ・・・うっ・・・
僕は未練がましく、この後に及んで彼女の中から抜けなかった。
密着したまま頭を撫ぜて、頬を寄せた。
「初めてだったのに・・・好きだから、あげようって・・・だけど、こんなの
ひどいよ」
彼女はずっと泣いていた。
僕は勝手に妄想の誰かに嫉妬し、彼女を傷つけてしまった。
「ごめん・・・大槻を自分だけのものにしたくて・・・」
初めてとは思わなかった・・・というのは言わなかった。
「俺も初めてなんだ・・・乱暴してごめん。女の子のことわかんなくて・・・
もう一回ちゃんとやり直さないか?」
彼女の嗚咽が小さくなると、ようやく顔を上げた。
「・・・うん」
一度抜こうとすると、「まだこのままでいい。・・・あたしのこと、好き?」
とオレの腰を引き寄せた。
「一年のときから気になってた。クラス替えのとき、寂しかったよ」
「あたしはもっと前から気になってた。知らなかったでしょ?あたしのこと」
「教えない。つきあったら、教えてもいいけど?」
「もう、こんなことしてるのに?」グイっと彼女を引き寄せた。
「エッチ・・・初体験で妊娠なんてイヤ」
「大槻とひとつになれて嬉しい・・・」というと。「あたしも・・・」と胸に
頭を寄せた。
しばらく溶け合っていたが、彼女の中が許してくれなかった。
ニュルニュルと子種を絞りとろうと弱いところに絡みつく。
勃起が反射的に彼女の中でビクっと震えた。彼女も「ん・・」と身体を反応さ
せた。
「このままだと危ないね・・・どうしよう・・・離れたくない」彼女が切なそ
うにいった。
「俺、持ってるんだ、コンドーム・・・」
全く予定はなかったが、SAFE SEXというキーホルダーにいつも一個忍ばせてい
た。
「・・軽蔑しないでね。あたしも・・・持ってる」恥ずかしそうに彼女は言っ
た。
互いに興味津々な年頃だったし、ふたりでクスクス笑いながら手持ちのコンド
ームを見せ合った。