性というものを意識し始めたとき、自分はどんな初体験をするのかと想像ばかりして、チンコをしごく日々を送っていた中学高校時代。
進路も決まり、暇を持て余していた最後の冬休み、大学受験組はピリピリ、就職決まった組は遊んでいた。
友人と通っていた自動車学校、そこには他校の就職決まった組もきていて、学校は違っても仲良くなれたグループがあって、里美とはそこで知り合った。
ある日、日曜教習を二人で受けたってときがあった。
偶然だったが午前で教習を終えたあとだった。
どこかでお昼食べて帰ろうとなった。
ランチ中、突然里美からの交際申し込みをされた。
特に恋愛感情を里美には持っていなかった。
里美のグループの別な女の子ばかり見てたからだ。
心臓バクバクを気取られないように、平静を装い、エッチもさせてくれんならな、と言った。
答えは予想外のOKだった。
しかも、それなら今からしに行こうと、誘われた。
心の準備なんか全くない、気が付くとホテルに二人でいた。
とにかく里美の言われるままに行動していた情けない俺。
先にシャワーを浴びた里美がベッドに座っていた。
向こうは経験ありのようで落ち着いていて、俺は落ち着かなかった。
様子を見てわかったのだろう、里美は祐作は初めてなんでしょ?と聞いてきた。
どうしよう、初めてだと言うべきか、違うと否定すべきか迷っていた。
迷っていると、追い討ちをかけるように、初めてなんだ~と言われ、俺は首を縦に動かした。
あとはよく覚えていない。
断片的な記憶で、フェラでイカされた。
里美が上になって童貞を失った。
里美がゴムを手に笑っていた。
帰るとき浴びたシャワー中にまた里美とした。
ホテルを出るとき、里美は笑ってキスをした。
手を振ってバス停のほうに走っていった。
会話とかは覚えてない、緊張と突然前触れなしの出来事が、嵐のように過ぎていった。
帰って母さんや妹の顔を見れなかった。
オヤジには怒られるような気がしてビクビクしていた。
里美とは一年付き合ったが、身体ばかり求めてくる俺に嫌気がさしたようでフラれた。