中・高一貫の男子校の卒業後、次々と童貞を捨てていく友人達からは『ヤラずの二十歳だけにはなるなよ~』と言われ、誕生日を目前にした俺は焦っていた。
一週間後に誕生日を控えた夜、近所のスーパー銭湯へ出かけた。平日の夜更けともなれば人も少なく、俺は露天風呂で足を伸ばしていたが、露天風呂へ来る人の気配に場所を開け、浴槽の縁に腰掛けていた。
30台後半程の堅肥り気味の男が浴槽に浸かった。暫らくすると、突然、俺は男から声を掛けられた。
『兄ちゃん、良い身体してるなぁ~。何かスポーツやってるのか?』
俺は子供の頃からラグビーをしていた事、高校に入りジムに通いだした事を告げた。
『それで良い身体してるんだな。チンポも玉もでかいものぶら下げてるし、女泣かしてるんだろ(笑)』
「いや… まだ… 男子校だったし、俺みたいな毛深いのは嫌われるみたいで…(苦笑)」
『そうか? 若い女は嫌うのかな? 毛深いのは絶倫って言うがな(笑) 兄ちゃんみたいなちんぽぶちこまれたら、女は堪らないだろうなぁ(笑) 俺も兄ちゃんぐらいのちんぽ持ってたら、玉入れなくても良かったけどな(笑)』
男が〈ほら〉とでも言う様に立ち上がった。〈計四個のシリコン玉を入れた〉と話す、仮性包茎ぎみの太いが短めのちんぽがあった。
突飛な会話から始まった男との交流だったが、そのうちに、男が出身校の先輩にあたる事が分かった。
『折角知り合ったんだから肉でも食いに行くか? 先輩の言う事は聞いておくものだろ!』
肉に釣られ、即、二つ返事でご馳走になる事に決めた俺だった。
二時間後、俺は男と打ち解けていた。『もう一ヶ所付き合え』とタクシーで着いた先は小さな賃貸マンションだった。
出迎えたのはナイトガウンに身を包んだ、30代前半程のぽっちゃりとした女。俺はリビングに通され、酒を勧められた。
その時、前屈みになった胸元から、豊満な乳房の谷間が見えた。下着は着けていない様だった。
気付くと、男は服を脱ぎ、堅肥りの大きな身体に、ビキニブリーフ一枚という姿で『こんなの見た事あるか?』とビデオを再生した。
大きな画面一杯に映ったのは、始めて見る無修正のAV。俺は夢中になって画面を見つめていたが、そのうち、TVとは違う、微かに喘ぐ声が聞こえてきた。
横を見ると、男と女が舌を絡ませキスをしていた。女のガウンはすでに乱れ、男の右手は乳房を揉み、指先は器用に乳首を転がしていた。
女の左手は軽く開いた自分の股間の茂みへと伸び、右手は男のちんぽをビキニブリーフ越しに触っていた。勃起していることが、その盛り上がりから分かった。
「あ、あの… 俺… やっぱり帰ります…」そう声を掛け、俺は立ち上がった。
『ん? 遠慮するなよ。やりたくないか? もう勃ってるじゃないか。兄ちゃんも脱げよ。』
二人の視線は痛い程に勃ちあがり、ズボンを下から突き上げている、俺の股間にあった。
俺が躊躇していると、女は股を開き、局部を指で広げオナニーを始めた。そこは既に妖しく濡れていた。
男が立ち上がると、勃起したちんぽがビキニブリーフを内側から突き上げ、先端には染みが出来ていた。
俺は男に服を脱がされ、トランクス一枚になると、女が生地越しに舌を這わせてると「うっ… あぁ~」俺はイッてしまった。『ベットに行こうか』男の声がした。
トランクスを脱がされると、射精したばかりだというのに萎えない、精液に塗れたちんぽが腹を叩いた。
それを舐め取るように、女が舌を這わせ、口に含むと、じゅぼじゅぼと音をたて吸い上げてきた。俺は夢中で腰を振っていた。
男もビキニを脱いでいた。女の後ろに回り腰を掴むと、数回尻の割れ目を滑らせ、不意に挿入した。
その瞬間、女のくぐもった〈ん……〉と言う声が聞こえた。
男は数回ゆっくりと出し入れを繰り返した。腰の動きが激しくなると、ぐじゅじゅと音をたてながらピストンを繰り返す。
俺が身を乗り出し、その結合部分を見ていると、『挿れたいか?』と男が聞いてきた。「挿れたい…」俺は答えた。
男と入れ代わりに俺は後ろに廻った。が、焦りで尻を滑るばかり。男が俺のちんぽを握ると、『ほら、ここだ。挿れてみろ』と促した。
男に導かれ、俺は腰を突き出した。生暖かい感触、柔らかな襞にちんぽが包まれ、俺は女の後ろから包み込むように手を伸ばした。
柔らかな弾力のある乳房を揉み、硬くなっている乳首を指の腹で転がし、夢中で腰を振っていた。
〈あっ… あっ… あぁん…〉女の声が響くなか、俺は込み上げてくるものを我慢できなくなっていた。
「あぁ~ ダメです… 気持ち良い! イキそう…」『もうか?(笑) いいぞ、今日は中で出しても良いからな』
男にそう言われた途端、背中を込み上げてくる射精感に耐えきれず、俺は腰を深く射し込み、ドクンっと女の中に精液を注ぎ込んだ。
次は男の番だった。男は後ろから挿入し、そのまま女の身体を起こした。結合している部分は白く泡立ち、卑猥な音を立てている。
再び勃起した俺は、一人でちんぽを扱いていたが『兄ちゃん、こっち来いや。このまま兄ちゃんのちんぽと二本、挿れてみよう』
俺は男と出来るだけ腰を近付けた。俺の玉と男の玉が触れたが気にならなかった。多少無理な姿勢ではあったが、二本のちんぽが女を貫いた。
一際高くなる女の声。俺のちんぽは柔らかい襞と、もう一本の硬いちんぽのごりごりとしたシリコン玉の感触を感じた。
女は自ら腰を上下に動かしている。男の手と俺の舌で両方の乳房と乳首をいじられ、女は絶叫した。
〈あぁ~ だめ~ いっちゃう…〉『おう、俺もクぞ!』「俺も… またイキそうです…」
女がビクンと身体を震わせ、俺にもたれかかった。男がちんぽを一際硬くさせたと思うと、男の射精が伝わってきた。
そして、男に続いて、俺もこの日三度目の射精をした。
その日は三人で朝まで何度も何度もセックスした。俺は計五回、男も三回は射精をしていた。
女も三回程絶頂を迎えた様で、シーツは汗と女の愛液と俺達の精液で汚れていた。
『汚れたトランクスは処分しておくよ。代わりはこれでいいかな?』と、俺は新しいビキニブリーフを渡された。
帰り際に貰った名刺には、地元では名の知れた建築会社の名があり、男はそこの二代目社長だと言った。
それから、二年程の間、俺は男と一緒に行動する事が多く、男も俺を可愛がってくれた。
精力に溢れた男は四人の女と愛人関係にあった様で、毎晩違う女とセックスをしていた。
俺もその間に女を悦ばせるすべを男に教わった。だが、俺は進学の為に地元を離れた。
その後も数年は連絡を取り合っていたが、徐々に連絡が途絶える様になり、今ではどこでどうしているのか…。
残ったのは俺が普段でもビキニブリーフを穿くようになった事と、男に勧められて埋めた二つのシリコン玉だけ…。