童貞喪失かぁ・・もう30年位前のことだ。
高1の春休み、素敵な初体験がしたかった。
当時、本宮○○志の「俺○空」は仲間の間で大流行。
これだとばかりに勇気を出して、学校をさぼり
隣町へ引越しした、若奥さん(当時小1の子供がいた)へ電話。
「相談があります・・今からお邪魔してもいいですか?」
「何かあったの?気をつけてね」と優しかった。
雨が降っていたが、速攻でチャリンコを飛ばし奥さんの家へ。
「寒かったでしょ?今、ラーメン作ってあげるから
身体が冷えたらいけないからお風呂に入りなさい」と・・
確かに身体は震えていた(緊張して)が、こりゃひょっとして・・
と期待を膨らませお風呂に入る。
ラーメンをいただき、勇気を出して一言・・
「女性の身体を教えてください。毎日、悶々としています」
奥さんはしばらくびっくりしていたようだったが
「今は勉強に頑張るときでしょ。○○クンはまだ少し早いわよ」
俺はそれ以上何も言えなくて、ただ奥さんの話にうなずいていた。
お昼ごろになり子供が元気よく帰ってきた・・もう終わった・・
帰り際、玄関で本当に優しくキスをしてくれた。「今はここまでね」と。
余計にスイッチが入ってしまった俺はすぐ仲間に連絡。
「今日は何が何でも童貞とおさらばだ!!」
バイト仲間の2人と繁華街の一発屋へ行く
ポン引きのおばちゃんも子供だと思って誘ってくれない。
こっちからおばちゃんに声をかけ「3人まとめて宜しく!」
ギシギシ音のする古い旅館の部屋はまさに赤線。
隣から連れの声まで聞こえてくる。
赤暗い部屋に入ってきた姉さんは初めてだという俺に対して
優しかったが、ゴムをつけるのも初めてで勝手が違い
中に入れただけって感じで、いけなかった。。。
なけなしの5,000円は当時の俺には高い授業料だった。
中に入れたから童貞喪失?いけなかったからまだ童貞か?
3人でそんな話をしながら帰ったことを今もはっきり覚えている。
あまりにも違う理想と現実。。
長文失礼・・・