今日も神経が苛立っていた。私の思い道理にいかない日ばかり続き、
おかしくなりそうだ。いや、もうおかしいのかもしれんが。
洗濯場であの子の下着を見つけ、股間の部分を見たとき、あれが付いていた。
とても興奮した。私は下着フェチでは無いはずなのだが…。
しかしあの、ねっとりとしたものを見たとき、私の股間は膨れ上がった。
別にそんな事と笑われるかもしれないが、なんだか、あの子の体だけが目当てみた
いで、自分が嫌になりそうだ。
確かに、私は彼女を抱きたいが、ただそれだけなら、何も妹でなくてもよいわけ
だ。
それなら、似た人を犯すだろう。山崎さんとか。
しかし私の求めているのは、そんな肉体的快楽ではなく、この世界にとどまってい
る理由なのだ。
終わるものにそんなものはたいした意味ではないが、もしかすると私はこの世界に
執着しすぎているのかもしれない。
生への執着。私たちの地獄。しかし私は、必ずしも無意味にこの世界と付き合うつ
もりは無い。
私は気紛れだが、それにたった一つだけ、秩序があるとしたら、それは、私の中に
彼女の存在があれば、
私は私の認識を、決しておわらさ無いだろうと言う事だ。
しかし、どうしようもなく彼女の体が欲しくなるときがある。
その時に、私は正気でいられるだろうか。