そして僕から話しかけることはほとんどなくなりました
両親は
僕たちが今まで食事の時や
夜にお互いの部屋でよく話していたのに
妹が帰ってきて「ただいま」と言っても
「おかえりと」とろくに言わなくなった僕を
僕が家に帰ったとき「おかえり」と妹が言うのに
「ただいま」とろくに言わなくなった僕を見て
会話の量が一気に減った僕たちを見て
「どうしたの喧嘩してるの?
喧嘩なんて今までしたことないのにねぇ」
「まぁ、そういうこともあるさ」
とか言い合っています
そのとき妹の顔を見ると
とても切なそうな目をしているのを見て
胸が締め付けられるようにキューといたくなります
学校でも僕は今までうるさかったのに
最近、恐ろしいほど静かなので
友達が「何かあったの」
と聞いてくるとき
妹の顔が浮かんできて
もうなんか悲しいです
しかも
両親は父方の祖母の具合が悪いので
ここ一年、一ヶ月のうち一週間は田舎に行ってしまいます
こんなことになる前は
親がいなくなるということで
開放感を得て、とても楽しく妹と過ごしていましたが
こんなことになってしまっので
僕は妹と二人っきりになるのがイヤです
そんなことのあとの最初の二人っきりの夜
ソファーに寝っ転りながらテレビを見て
いろいろ考えました
そして親が居ないときは
友達の家に泊まるようにしようと決めました
でも妹を一人家に置いておくことは危険すぎる
と思ったので
ソファーの後ろにある食事する机に座っている
妹にテレビを見ながら
「明日から友達の家に泊まりに行くから
まどか(妹の名前)も
友達呼ぶか、友達の家に泊まりに行きな?」
と言ったのですが
「家にいる、一人でも大丈夫」
と淡々と言ってきたので
どうしようかなって思ってると
「・・・なんでさけるの?」
っていきなり聞いてきて
僕の体はビクッと強ばった
おそるおそる振り返ると
机の上で涙をポロポロ流して僕を見てる
僕は見てられなくなってテレビに目を向けた
そして泣きじゃくりながら
「わたしが・・・好きっていったから・・・
・・・きっ・きらい・・だったら・・うっ・・
そういえばいいのに!!・・・うっ・・
・・・いわなきゃ・・うっ・・よかった・・」
と言い泣いていた
初めてきいた妹の大きな声
僕はそれ聞いて
目頭が熱くなった
あ、俺泣くなぁ
って思った
テレビの画面なんか見えないほど
涙がポロポロ出てきた
小学生以来泣いた事なんて無かった
今まで泣いてなかった分、涙がいっぱい出たと思った
僕は「きらいなわけないだろ!」っていいたかった
でも言わなければ
それで終わるんだよって心の何処かで思って
ずっと我慢した
我慢した分、涙がどんどん出た
「わたしのこと・・・ひっく・・きらいだったんだ・・」
号泣しながら妹が部屋を出てった
僕の目はテレビをずっと見てた
でも本当はまどかに見せたかった、涙を
お前のことを思って涙が出たんだよって
でも、できなかった、いけないっておもった
その日はずっとまどかの部屋から
泣き声が聞こえた
僕もそれを聞いて泣いていた
それから僕たちの間に会話は完全になくなった
妹とは元から大人しかったけど、今は人形みたいに静かだ
自殺なんてしないよな、って本気で心配になる
僕は毎日が胸が痛くて涙も出そうになる
でも良かったのかもしれない
これで良かったんだって思いこませて我慢してる
なんで兄妹で愛し合っちゃいけないんだろう
こんなことはドラマとか漫画のことだけだと思った
だからインターネットでここを見つけたとき嬉しかった
みんなにアドバイスがもらえると思った
なんでもいいから聞きたかった
周りの人なんかには相談できる人居なかった
だから、だれか僕を助けてください
苦しいです