高校生の息子と関係がある。
これを良いこととは思わないけれど、成長した息子に体の隅々まで愛される嬉しさや悦びは母親になった人にしかわからないと思う。
自分からやめたいとは思わないし、息子のほうも今のところは飽きずに私を求めてくれる。
ほぼほぼ毎日と言っていいくらい息子に愛されている。
でも、最近は慣れてきたせいか、私を縛りたがるようになった。
全部を征服したいんだとか。
真面目な顔で言われたときは吹き出しそうになったけれど、なんだか嬉しかった。
そこまで欲しがってくれるなんて母親冥利に尽きる。
簡単なのは許してきた。
手首を縛ってみたり、目隠しをさせてみたり。
そんな程度なら全然大丈夫だけれど、やっぱり本格的に縛って浣腸プレイとかもしたいらしい。
さすがにそれはと拒んでいるけれど、どこまで拒めるか自信はない。
通販で買った大人のオモチャは増える一方だ。
お尻に使うオモチャもあって、きっとお尻の穴だってあの子に使われるに決まっている。
息子の言うところの全部を征服される。
でも、そんな自分を想像しながら、あの子が学校に行っている間に一人ベッドの上で狂っている私がいる。
このまま本当に狂ってしまいそうで怖くなる。
どこまでも息子に与えたくなって、あの子の嬉しがる顔ばかり想像してしまう。
終わると必ず、気持ちよかった?と照れたように笑いながら私の髪を撫でてくれる。
どうしようもなく嬉しくなって、あの子にしがみついて泣いていたら、嫌がっているものと勘違いしたらしい。
頭を力強く抱え込まれて、息もできないような濃密なキスを繰り返されて、泣いても許してやらないからね。絶対に全部僕のものにするからね、とあの子は耳元でささやいた。
うん、と頷く以外の答えなんてあるはずがない。
週末の土曜に二人でホテルに行く。
そこで本格的に縛られて浣腸もされることに決まったみたい。もちろんアナルセックスも。
泣きながら、何でも言うこと聞くって頷いちゃったから仕方ない。
今日は木曜日。
あと二日で、私は全部を息子に征服される。
でも、もう私は全部あの子のものになっている。
身も心もあの子のもの。
それを、まだあの子は気づいてない。
そして、母親がどこまでも与えようとしているのにも気づいていない。
そこまでのめり込んでしまった自分が、私には怖くてならない。
それが今のところの悩みかな。