もう還暦を大分過ぎた男です。
父は地元で名が通った実業家、母と思っていた女性は優しく上品な人でした。
両親の他に、今では死語ですがお手伝いさんが一人住んでいました。
お手伝いさんは初代さんと言う名前で、歳は私より17歳上。優しかったけど、いつも母に遠慮にしているようなオドオドした感じの女性でした。
母は私が15歳の時に癌で亡くなり、それから は初代さんが父のお相手をするようになりました。
父が初代さんにする行為は、初代さんを人間扱いせずに、昼間でも裸でいさせたり、私の目のつくところでも、縛って竹刀で叩いたり と激しい変質者そのものでした。
初代さんは逆らいもせず、私が18の誕生日には、父から命じられて私の筆下ろしをしてくれました。
私が25の時に父も癌になり、今後のことを私と話しましたが、その時に「初代を妾にしろ」と言われました。
初代さんも裸で表れて、「ぜひ、坊っちゃんの妾にしてください。」と言葉少ないけど真剣な表情で訴えたので、私もその場は承知しました。
いえ、正直打ち明ければ、「私も父のような鬼畜な責めを初代さんにしてみたい」と父の遺伝の性癖故にでした。
喜んだ父から、その夜初代さんの受け渡しをされました。
冗談のようですが、初代さんの譲渡確認の書類みたいなものが作られ、私、父、初代さんが署名しました。
その夜から、初代さんは私のおもちゃになってくれたのです。
父は初代さんを私に譲って約1年して亡くなりました。
私に会うたびに、「初代をどうやって責めてやってる?」と聞いていました。
「県外の人に貸し出した」と答えた時は、非常に複雑な表情をしていました。
父が亡くなってから、必要があって生まれて初めて戸籍を確認したのですが、その時に初めて、私は亡くなった母は実母ではなく、実の母は初代さんであることを知りました。
初代さんに会って事実を話してもらおうとしましたが、「どうか今のままで…」と泣くばかりでした。
それからはしばらくは初代さんを責めることができなくなりましたが、あるきっかけで「どうせ今まで鬼畜をしてたんだから、今更どうしろと言うんだ…」と開き直り、初代さんへの責めを再開しました。
初代さんはやはり癌で49歳で亡くなりましたが、その3ヶ月前まで初代さん自身の頼みを聞いて責めをしています。
正直言えば、初代さんが私の実の母であることは疑っていません。
しかし、私にとって母は早くに亡くなった養母であり、初代さんは奴隷妾でした。