あの日から、俺と妹は気不味い仲になりました。
とは言え・・微妙な距離を悟られ、他言できない事実を
追求されるのを恐れて普段の兄妹を装いました。
日が経つと、あの出来事を強いて口に出さない関係が
楽になっていき、仮面夫婦ならぬ仮面兄妹の様子は、
周囲から「ますます仲良しになった」と評されました。
そんな声に気づいていた俺と妹は、ある日の深夜、
(俺の)部屋に集まり話し合いをもちました。
「秘密厳守」では一致したものの、過去が消えない限り
解決しないとの結論に達すると、仮面兄妹をいつまで
続けるのか?に話は移行していきました。
すると、妹が性的な行為があった事実を削除してしまえば、
恥ずかしい事ではあるけど、兄妹が一緒にお風呂に入る
のは、そこまで「大問題なのか?」と問いました。
妹は言葉を続け、寧ろ、一緒にお風呂にはいることを
公然と表明して両親の反応をみよう!と提案しました。
俺は危険な賭けに思えて100%賛同は出来ないが、
反論するほど名案もなかったので承知しました。
翌日、打ち合わせ通り、妹は母の近くで絶対に聞こえる
声の大きさで、俺を風呂に誘いました。
「唐突過ぎる・・不自然だ・・どんな流れだ」
俺は心の底からそう感じ、理由をつけて部屋に戻ろと
腰を浮かしたとき、母「(服は)洗濯機に入れておきなさいよ」
「は~い!」と返事をした俺と妹は、「どうするんだ」と
言った視線を送り合いながら浴室に向かいました。
背を向け合って服を脱ぎ、母の指示通り洗濯機に
服を投げ込むと、隠せる部位は可能な限りタオルで
覆って浴室へと入りました。
過去に兄妹間で性的な出来事があったと知らずに母は
二人での入浴を許可?したのは確実でしたが、
秘密がある俺と妹には意味合いが違いました。
扉を閉めた瞬間から「どうする」と意識した問答を始め、
取り敢えず、「入浴した証拠を作ろう」と、まるで同じ
過ちを繰り返す前提で体や頭を洗いました。
良いのか?悪いのか?俺と妹は抜群のコンビネーションを見せ、
どちらが先に出るか?時刻的に部屋に篭っても怪しまれないか?
に結論をだし、自然な振る舞いで浴室をでました。
身体に快感が充溢しました。
俺と妹は部屋に戻った直後から、意識して高まっていた
性欲を満たす為に、性器と性器を擦り合わせました。
寄りかかる机が体の動きに合わせてガタンガタンと
壁にぶつかり、行為が終わると余韻に浸る暇もなく
妹は全裸のまま自分の部屋に駆け戻りました。
深夜0時ごろ、再び行為に及びました。
妹は自ら胸を揉んで身を捩り、次々と加えられる愛撫に
漏れてしまう声を堪え、俺は興奮しつつもフェラと挿入は
なし!と誓いながら素股を繰り返しました。
翌日、なに事もなかった様子で暮らしていましたが、
夜19時ごろ、居間で母が俺と妹に聞いてきました・・
「突然二人でお風呂入ったり、夜も二階でガタガタ
してるけど、二人共なにしてるの?」
続く・・かも