住んでいた独身寮が緊急修繕工事を行うことになり、2週間、姉のマンションに世話になることになった。マンションといっても、1DKなので、とても二人分のスペースはないが、さばけている姉は快く了承してくれた。
6畳ほどのスペースにベッドや洋服ダンス、テレビなどが所狭しと置かれており、ほとんど居場所がない。それでも、少しも嫌な顔をせず、泊めてくれた姉に心から感謝していた。
ただ、これまで姉を性的に意識したことは全くなくても、今回は意識せざるを得なかった。着替えの際は、お互い視線を向けない暗黙の了解。それでもどうしても視界には入ってしまう。風呂上がりは、脱衣スペースなどないから、一度タオルを巻いて出てきて、乾いてから、再度ユニットバスに戻って服を着る。そんな日々が3日も続くと、姉も僕も、すっかり面倒になってきた。
「姉弟だから、あまり意識するのもかえって変だよね。わたし、普段通りでいいかな」と姉が言うので、「あっ、そうして。俺もその方が楽だから」と返すと、「私、部屋ではブラつけないんだ。Tシャツ1枚にショートパンツだから、気にしないでね」と言い、見ている前で着替え始めた。
目の前の突然の出来事だったので、その場で興奮はしなかったが、それ以降、どうしても姉を女性として意識するようになってしまった。下着姿は普通に目に飛び込んでくるし、風呂上がりは乳房も見えたりする。一緒にテレビを見ていても、姉の良い匂いが気になったりして、だんだん妙な気分になってしまった。このままではまずいと思い、姉の入浴中に自慰をして、何とか気を鎮めようとした。
そんな刺激的な生活にも慣れ、2週間が経って、いよいよ明日、寮に戻ろうという晩、「送別会」と称して姉弟で乾杯をした。
「姉ちゃん、本当にありがとう。助かったよ」と言うと、「ヒロも、狭いところでよく我慢してくれたね。実はエッチな気持ちも抑えていたんでしょ」と悪戯っぽく笑うので、「そんなことないよ。いや、あるかな。姉ちゃんが風呂に入っている隙に、抜いたこともあったからな」
姉は唇を尖らせて、「知ってたよ。だって、ちょっと臭ったし、ゴミ箱に捨ててあったし」
「えっ、ばれていたのか。恥ずかしいな」「仕方ないよ。男の子だもん。私だって、変な気分になりそうだったからね」
小首を傾げる姉が可愛くて、思わず、抱きしめて、キスをしてしまった。姉は「えっ」と呟いたが、特に抵抗はしなかった。ゆっくりと押し倒すと、あとは流れのまま。「ダメだよ、ヒロ。2週間我慢したんでしょ」と言いながらも、本気で拒んではいないように感じた。
何度か見かけた姉の裸。それを今、自由にしている俺。「入れるのはダメ。絶対にダメだからね」とだけ言う姉。それなら、と、長く執拗な愛撫で姉を焦らし、指と舌で1回ずつ、イカせてやった。思ったより、姉の声が大きくて困った。
さらに、挿入できないなら、と、姉の目の前で射精し、顔や髪、首や胸に大量にぶちまけてやった。何となく、姉を征服したような気がした。その後、二人でぐったりして、初めて姉のベッドで寝かせてもらった。
翌朝、さすがに気まずくなり、「また泊めてくれる?」と言うと、「絶対ダメ。出入り禁止」と舌を出された。「ごめんね」と謝ると、「でも、楽しかったよ」と微笑んでくれた。