義母は還暦を迎えた。が、恐ろしいくらい色っぽく、よく四十代に間違われる
くらいに若々しい。若いころに離婚し、旦那はいない。私の家族とそんな彼女
は二世帯住宅で同居している。
さて、彼女の口癖は、私に何か頼み事をしたり迷惑をかけたりすると「ゴメン
ネ。また迷惑かけちゃって。今度身体で払うから。抱きたくなったらいつでも
言ってね。」といって、ニッコリすることである。もちろん本人には、私を誘
惑する気などさらさら無い。それは、日ごろの態度や言動を見ていれば分か
る。心底、冗談のつもりで言っている。よほど自分のことを、まったくもっ
て魅力に欠ける普通のおばさんだと思っているらしい。こんなことを言って
も、この娘婿はちゃんと冗談だと理解してくれるだろう。この一言でへんな妄
想をすることも無いだろう。私に変な気を起こすことはありえない。などとと
思っているのだ。
しかし、義母の想定とは裏腹に、私のほうは何かことある度に義母にそう言わ
れて過ごすのは、心臓に悪い。何しろ本人が思っている以上に義母は男の私か
ら見てかなり魅力的な熟女なので、こちらはいろいろと妄想してしまうのだ。
また、先日は妻の弟の結婚式があった。若夫婦主催の2次会とは別に、義母の
仲間を中心にした2次会が盛大に開かれた。その場で、私は義母の発言にド
キッとした。かなり酔いの回った義母はマイクを握り、何を言い出すかと思っ
たら、「皆様、本日はお忙しいなか、おいでいただき誠にありがとうございま
した。私、今日の新郎○○の製造元でございます。」と冗談交じりに、マイク
を握って挨拶を始めたのだ。その「製造元」という言葉に、私は淫靡な妄想を
めぐらせてしまった。そうか、言われてみれば義弟の新郎○○くんを製造した
のはこの義母なんだなぁ。製造したということは、今はすでに離婚したという
旦那と若き日の義母が小作りに励んで出産し、製造したんだよなぁ・・・など
と。
その後、宴もたけなわとなると義母の男友達が寄ってきて、「おい製造元。最
近はご無沙汰か。」、「もう男は懲り懲りか。製造予定は無いのか。今度さ、
俺と製造しようぜ。」などと、卑猥な言葉をかけられては、お酌をしたり、さ
れたりしていた。
眠くなったので続きはまた