十代から二十代のころ姉にイタズラをしていた。振り返ってみるとかなり酷いことをしていたなと思う。
寝ている姉の体を触り、時には服を脱がし生身の体に触れ。キスしたり乳首やあそこを舐めたり指入れてみたり。握らせたり姉の体に押し付けて射精したり。何度か入れてしまおうと先を少し入れてみたことも。でも恐くて出来なかった。
もしかして気付かれいて親に言われてしまうのではないかいつも不安だった。でも姉はいつもと変わらず普通に接してくれていたので大丈夫なんだと思っていた。しだいに不安と罪悪感が強くなっていきイタズラをやめた。
それから10年近く経ち実家に帰って姉と二人で話していたときに当時のことを全部ではないが打ち明け姉に謝った。しばらく沈黙のあと姉が話しはじめた。全部バレていた。ショックで無言になってしまい姉が話すのをただ静かに聞いた。
イタズラに気付いた初めの頃は何されるのか恐くて親にも話そうか迷っていたらしい。僕のこと家族のことを考えてしばらく一人悩んでいたとのこと。でも大事には至らないと思ったのでずっと寝たフリをしていたと。段々と大胆になってきて服脱がされ指入れられたり舐められたときは辛かったらしい。入れようとした時は焦ったけど仕方ないと諦めて抵抗せずにいたと。結局は大事に至らなくて良かったと。
姉はもう昔のことで今は何とも思ってないから気にしないでいいよと言ってくれた。誤ってくれてスッキリしたとも。
当時一線を越えてしまっていたらお互い今の家庭は築けていなかったかもしれない。