寝室に戻って、枕元の灯りに手を伸ばし、読みかけの小説を開いたところ
で、ドタドタと駆けてくる足音。
キャアキャアと騒ぎながら、ベッドの上に飛び込んでくるふたりの娘。
お姉ちゃんが5年生で、妹は2年生。
私を真ん中に挟んで、ふたりがにらみ合う。
お父さん子のふたりは、毎晩私のとなりを占領するのを競い合う。
どうせ妻がやってくれば、追い出されてしまうのに、少しでも長く私のとなり
に居座ろうと、彼女たちのにらみ合いは続く。
毎晩、繰り返されるゲームみたいなもの。
どうしても、ふたり仲良く、とはいかないらしく、どちらかが諦めるまでふた
りの舌戦は終わらない。
妻あたりだったら、問答無用で叩き出すところなのだろうが、かわいい娘たち
の無邪気な姿に、声を荒げる気にもならない。
小説を読むことをとっとと諦めて、布団の中に潜りこむ。
灯りを落とすと、ようやくおとなしくなるふたり。
ふたりとも窮屈なくらい体を寄せてきて、やわらかな体についつい手が伸びて
しまう。
どういうわけか、私のとなりで寝るときは、ふたりともうつ伏せのまま。
だから、小さなお尻が触りたい放題。
優しく撫でたり、ぐいっと掴んでやったり。
ベッドに顔を押しつけたまま、ふたりがクスクスと笑いを噛み殺す。
こんなことができるも、いつまでやら。
そのまま手を滑らせて股の間へ。
グイグイと指で押していくと、妹はすぐに根を上げて、大きな笑い声。
お姉ちゃんは、ずっとベッドに顔を押しつけたまま。
ちょっとだけ、胸が膨らんできたお姉ちゃんだった。
そのままお尻を撫でていると、いつの間にか妹の方が、うつらうつらと目を閉
じていく。
「眠たいんだったら、自分のベッドに行きな。」
眠たそうに目を擦りながら、ようやく妹の方がベッドから下りていく。
妹がいなくなって、お姉ちゃんの体を腕の中に入れてやる。
細い体を抱きしめて、そのまま頭を撫でたり、背中をさすってやったり。
股の間に手を入れていくと、ギュッとその手を足で挟んでくる。
もぞもぞと手を動かしていると、次第に体が熱くなっていき、見る見る顔が赤
くなっていく。
私の逸物も固くなって、お姉ちゃんのお腹あたりに押しつけてやる。
すぐに手が伸びてきて、不思議そうに触る。
パジャマのズボンを少しだけおろしてやると、ためらいもせずに当たり前のよ
うに掴んでくる。
それが何をするものなのかは、まだお姉ちゃんは知らない。
でも、本能で触っちゃうらしい。
大事なオモチャを取られまいとする子供のように、しっかりと手のひらに握り
しめて離さない。
首の下に手を入れて、かわいい顔をのぞき込む。
私の逸物を掴みながら、目は閉じたまま。
ついつい可愛らしくて、顔を重ねてしまう。
舌を入れると、ちゃんと教えたとおり、短い舌を伸ばしてきて、教えもしない
のに、逸物を掴んだ手をゆっくりと上下させる。
そのまま、パジャマの中に手を入れて、パンツの上から触れてやる。
初めの頃はいやがって逃げてもいたけれど、今ではすっかりお姉ちゃんもその
気。
厚い布地の上から、クリトリスのあるあたりを指の腹で強く押してやると、た
まらず呻き声を漏らしたりする。
パンツの上からでも、じっとりと濡れていくのがわかる頃になって、ようやく
お姉ちゃんが、恥ずかしそうにベッドから下りていく。
まだ、どうこうするつもりもないけれど、このままいったら人でなしのお父さ
んになってしまいそう。
天秤は、ものすごく人でなしの方に傾きつつある