本番とかはしなかったし、小さ過ぎて正直あんまり覚えてないんだけど、あれはまぎれもない事実だったと思う。
末っ子の僕は、すぐ上の姉ちゃんによくかわいがられていた。その頃姉ちゃんは小5・6、僕は幼稚園ぐらいだ。今にして思えば姉ちゃんはちょうど性教育を受けた頃だったに違いない。
二人で遊んで(ママゴト)いると、姉ちゃんはおっぱいを出したりオマ○コ見せてきたり、やたらとストーリーをエロい方向にもっていこうとしてた。俺は俺で悪者やっつけ系のストーリーをやりたいので迷惑だったが、結局ながれにまかせてチンコさわられたり、オマ○コ触ったりした。
姉ちゃん自分でオマ○コ拡げて、おれにクリをいぢらせたり、指を中に入れさせたりしてた。俺には“それ”がエロいって事を教えずに、独りでビクンビクンしてた。濡れてたかどうかは覚えてないなー。ただ、姉ちゃんの耳が真っ赤だったことと、怖いぐらいの息づかいとオマ○コの甘酸っぱい香りだけは今でも鮮明に覚えてる。
そんな遊びがしばらくあって、とうとう親にばれてしまった。俺への事情聴取の後、姉ちゃんはこってり絞られたらしく、その後姉ちゃんが誘ってくることはなくなった。ただ、幼い俺はそれをやめなくてはいけない意味も、それがいけない事だということも分からず、姉ちゃんの寝込みを襲っては怒らせていた。親も俺には何と言っていいか分からなかったんだと思う。
そのうち大人になって、あのことは今ではタブーとなってしまった。家族が何事もなかったかのように振舞っているので、実際にあったことなのかどうかさえあいまいに思えてくる。でも、あれは本当にあった事実だ。断片的に強烈に覚えているから間違いない。姉ちゃんは好奇心と性欲を俺にぶつけてたんだとおもう。