時間は早いもので、あれからもうすぐ一年が経過しようとしています。あれからとは、私と息子・直也(24歳)との秘密の男女の関係が始まって以来のことです。
私は47歳の女性でパートしています。家族は主人と一人息子の直也です。直也は思春期を迎えた頃から主人とは何かと衝突して、相性が合わないことはわかっていました。家を出たい一途な思いで、自宅からは通えない距離の大学を選びました。
大学を出てからも家には戻ることなく、少し離れたところで一人暮らしで仕事をしています。家を出てからも、成人して社会人になってからも、それでも母親の息子を思う気持ちは大きくて、主人には内緒で直也と電話やラインのやり取りをしたり、
こっそりと出会って生活がちゃんと出来ているのか確かめたり、心配な気持ちは途切れずに続いていました。
そんな心配する私を察してくれたのか、2年ほど前から私にはすごく優しく接してくれるようになったのを気づいていました。それは、「母親」として嬉しいものでした。そんな直也が愛しくて、いつの間にか息子以上の感情を胸の内側に抱いて、
直也には悟られないように気を使っていたのですが、直也の気持ちも確かめたくなって、ある日のこと、「母親としての私のこと、どう思っているの?」と冗談半分で訊いてみたのでした。「好きだよ」と直也があっさりと答えてくれたのには驚きました。
主人には内緒にしてこっそりと出会っていると、成人してくれた息子の逞しさをすぐ肌の上で感じるようになっていたのでした。
あれからとは、私と直也との二人だけの忘れられない記念日となっています。二人の気持ちが親子の感情を越えていることをお互いに確かめ合えたなら、そして直也の逞しい男の腕の中に抱き締められて包まれたなら、私も正直に女に変身するしか方法は見つかりませんでした。
抱き締めてくれた直也との初めてのキスのその後、もうすでにどこかで私は覚悟を決めていたのでしょう、少しばかりの勇気を振り絞って、直也に口説かれて導かれたホテルの部屋のベッドで、抱き合って愛してもらっていたのでした。
「こんな関係になるとは、少し前までは思ってもみなかったわ」という私の言葉に、「後悔しているの?」と直也から訊かれて、私は直也の腕枕の中で首を振っていました。
「思っていた以上に、すごく綺麗だったよ・・」「思っていた以上とは、失礼ね」「本当だよ・・すごく良かったし・・どうだった?」とまた訊かれて、「ちゃんと優しく扱ってくれたし、直也を男として認められたし、とても素敵だったわ」と答えていました。
そして昨年の12月、いつか一度はかねてから行きたいと思っていた神戸のルミナリエのことを直也に話すと、「ボーナスが出た後なら、ふたりで一緒に行こうよ。俺からのプレゼントだよ」と優しく提案してくれて、その言葉に甘えてしまい、主人にはお友達と神戸に出掛けると口実を作って、
直也と二人で新幹線の座席に並んで座っていたのでした。もちろん日帰りは出来ませんので、直也が宿泊する素敵なホテルをダブルベッドで予約してくれていました。席でも膝に置いたコートの下でずっと私の手を握ってくれて、時にはスカートの裾から直也の手が入って膝から内腿に這うこともありました。
膝丈のスカートにヒールのあるブーツだと、直也の顔に少し近づけるような高さになって、ひとりで喜んでいました。直也のお気に入りのシャドーグレーのストッキングは、直也の視線を夢中にさせていました。
直也の幼い頃の話をしたり、相手からの質問には必ず正直に答えて、お互いに告白し合うというゲームで楽しみました。例えば、私の初体験がいつ誰とどこで、なんて質問まで直也はしてきました。約束した告白だから、恥ずかしかったけれど正直に答えていました。高校2年の16歳の夏休みに、
赴任2年目の若い英語の先生と、その先生の一人暮らしのマンションで処女を喪失したことを、直也に知らせてしまいました。その先生とは卒業するまで密かにお付き合いをしていました。ちなみに直也の初体験は、17歳の時に同じクラスの女の子とのことでした。それも、女の子の家の部屋で。
「直也にブラのホックを外してもらえる日が来るなんて、想像も出来なかったわ」「パンティだって、ちゃんと脱がしてあげてるじゃないか」と直也に耳元で小さく囁かれたなら、「やあ~だっ」と言って直也の腕を肘で突いている私でした。
ルミナリエの神戸の夜は、とても素敵でした。少し寒かったのですが、直也と寄り添って腕を組み、恋人同士の気分で過ごせたことは今でもよく覚えています。そして、その夜は宿泊したホテルの部屋のベッドで、直也にどこまでも深く愛してもらいました。私を女の真っ白い世界まで導いてくれるようになってからは、
恥じらいもなく女を直也に露わにして、女の悦びを骨まで感じるほどに抱いてくれます。最初の頃は男性避妊具を使うことを約束にしていたのですが、「必ず外に出すから信じて欲しい」という直也の熱意に押されて、指切りの約束で今では生の挿入を受け入れて、その約束通りに直也は私のお腹やお尻に熱いエキスを放出しています。
もう私の体は直也に馴染んでしまって、直也でないと感じられないほどになっていて、もちろん主人との営みはすでに途切れていましたが、ふと主人から思い掛けない時に求められても、頑なに拒むようになりました。
私をまずイカせる為に、直也は丁寧に優しくクンニしてくれます。自分の産まれて来た場所を愛しむように舐めて吸い上げてくれます。大切な男性から女性がそんな愛され方をしてしまえば、頂点に至るのは容易いことなのでしょう。
今年のお盆には、久しぶりに家族三人で外食をしました。奥の座敷で、直也は私の隣に座ります。座卓の下で、直也の手がこっそりと横座りする私の脹脛を撫でたりします。「お前のその長い髪を見ていると暑苦しいから、少し切ったらどうなんだ?」と正面の主人から言われたりするのですが、この長くなった髪を切らせてくれない人が
私の隣に座っていることは秘密でした。仕方なくシュシュで後ろに纏めてみるのですが、直也にはそれが不満の様子でした。主人がお手洗いに立った隙に、直也は私のシュシュを解いて、また長い髪を見せて、二人でほほ笑んでいました。
週に一度は、パート帰りの私を迎えに来てくれる直也と、短い時間ですがこっそりと密会しています。直也の男の硬直したものを和らげる為に車で愛してあげて、最後の一滴まで吸い上げては喉の奥へと流し込んであげています。
主人は今も気づいていない様子ですが、私の左手の薬指には直也から贈られたリングが銀色に輝いています。息子を膣の奥まで受け入れている母親は女であり、母親を深く貫いている息子は男なのです。