邪推
『あいこ』は『あいこ』なりに、『チクりん』にやらかした『パクり』と僕の『先輩の面目を丸潰れ』にした事を、一気に償おうと考えてくれたみたいでした。
それはそれで『有り難いな』とは思ったんですけど、どうしてそれが『謝罪』という一般的な解決方法じゃなくて、『後輩をフェラチオ』という面倒臭い手段を取ったのか、僕には理解不能でした。
「安心しろ。アイツの件は片付いたからな? もう、ゴチャゴチャ言ってこねぇだろっ!」
自信満々の笑顔で僕に言い聞かせながら、『あいこ』は顔をあちこち拭っては、『クンクン』臭いを嗅いでいました。
『………絶対、嘘だよ…。』
僕は、その笑顔に返せる表情を作れずに、顔のアチコチをピクピク引きつらせていました。『あいこ』の言葉とは裏腹に、僕には問題が余計にややこしくなったように思えました。
言いようの無い不安が僕の心に『ドスドス』と踏み込んで来て、胸の中を踏み荒らしまくりました。後から後から乱入して来る不安がギュウギュウ詰めになって、さらにその上まで踏み越えて、積み重なって膨れ上がって、脳みそにまで駆け上がって来ました。
許容量の限界を超えて僕の脳みそは『ズシズシッ!』と重くなりました。到底支え切れないほど困惑してしまった頭を、僕は『ずむっ!』と『あいこ』の肩に乗せました。
混乱しまくる頭の中で、おしくら饅頭になっている心配事を押し退けて、『もあもあっ』と出て来た『妄想』は、『あいこ』と『チクりん』が周りの人間をもっと、もっと巻き込んでいって、事態がさらに、さらに面倒臭い事になりそうな『予感』でした。
『なんか…、もお~~~っ、ワケ分かんないよぉ~~~。』
頭と心の処理能力を遥かに超えて、僕の周りの物事がとんでもない速さで移り変わって行く気がしました。その行き着く先を想像するのが怖くて、膝の力が『ガクッ!』と抜け、僕の身体は『へたへた~っ』と地面に崩れ落ちてしまいそうでした。
いっその事、倒れ込んでしまって、僕を押し付ける『脅迫的な青空』に向かって何も考えずに『うわぁ~っ!!』と叫んだら、混乱する頭や不安で窒息しそうな胸から、何もかも吐き出せてスッキリ『リセット』させられるかもと思いました。
でも、粘液まみれの『あいこ』を、周りに気付かれていようがいまいが、晒し者にしてはマズイと思ったので、あの『白い空間』に、心の僕が飛び込む一歩手前で踏み止まりながら、カクカク揺れる膝に力を込めて、さらに抱き着くように僕の陰に隠してました。
「アッつ、アッつ! 熱ちーーーいってっ!?」
僕の必死さなんか全く無視した『あいこ』が、僕の腕を邪魔くさそうに身体をよじりました。無理矢理僕たちの間に腕をねじ込んで、勢い余ってギッチリ抱き着いてしまった僕を突き飛ばすように、僕の胸をグイグイ押しました。
僕は『あいこ』を隠すコトばかり考えて、その腕の動きに逆らいながら鼻息を『フン、フン!』荒げて、余計に『ギュウギュウ』と『あいこ』を抱きしめました。オッパイが何度も僕の乳首を『ポヨヨン、ポヨヨン』とノックしました。
「何、考えてんだっ!? バカっ!!」
『熱苦しさ』と『暑苦しさ』に耐え兼ねて、もっと強引に僕を引っぺがそうと、『あいこ』は頭突きをかましてきました。それでも僕は怯まずに、抱き着いたまま『あいこ』をコンビニの陰に連れ込みました。
「『ともスケ』っ!? おっ、お前っ、まさか、またアタシを襲う気かっ!?」
「へっ、変なコト、言わないで下さいよっ! ちょっとっ! ちょっと、隠れて下さいっ!!」
僕に抱き着かれたまま物陰に引っ張り込まれると、『あいこ』は『あの時』のコトを思い出したらしく、ちょっと女らしくなりました。途端に僕の抱きしめてる『猛獣』の身体が、しなやかで柔らかなムラムラしてくる『JK』の身体に変化しました。
「分かったっ! 分かったって! …分かったから、ちょっと離れて…。」
どさくさに紛れて『あいこ』のオッパイとかお尻を触りながら、僕はコンビニの陰に『あいこ』を『ギュッ、ギュッ』と押し込みました。人目を気にせず『あいこ』の顔をチェック出来るようになったので、変な粘液がまだくっついていないか、良く確かめました。
『………、良かった。もう、くっついてないな?』
しっかりと舐めるように顔の『汚れ』を点検していた僕を、何を勘違いしたのか『あいこ』がニヤニヤしながら覗き込んできました。
「『ともスケ』…、お前~、ちょっと妬いてんだろ~~~?」
僕は『あいこ』から『妬いてる』と指摘されて、『ドキッ!』としてしまいました。ただ僕は、『コイツ』の顔が『チクりん』の『アレ』で汚れてないか、それしか考えていなかったので、そんな感情はちっとも湧いていないと、確信を持って『違います!』と否定しました。
「変な物くっつけた顔を、見られたくなかったんですよ。」
「嘘つけ~~~ぇ!?」
『あいこ』は素早く僕の股間に手を伸ばすと、キンキンになってエロい拳を突き上げていたチンポを、少しずつゆっくり握ってきました。
「あの包茎小僧に、どんなコトしたのか、気になってたんだろ?」
「なっ、なってません!」
「説得力ねぇ~なあ~~~。『ともスケ』のチンポ!」
「ホントですよっ!」
『嫉妬』と言われてモヤモヤしていた僕は、ハーフパンツ越しに摩ってくる『あいこ』の手の感触に刺激されて、ムラムラする気分になりました。
「ホント、節操ねぇな、お前のチンポ! 何で、こんなに固く出来んだか…。」
『チクりん』のいやらしい粘液のせいか、やけにテカテカと眩しく輝く『コイツ』の顔を見ていたら、モヤモヤとムラムラが混じった、イライラっと来る感情が沸き上がって来ました。
自分勝手にヤリたい放題やっといて、僕の周りを引っ掻き回しまくってる『コイツ』に、何だか無性に腹が立ってきたので、腹が立つ勢い任せに『チュー』をしてやりました。
「あっ…、んん………」
僕が唇をくっつけると、『あいこ』は柔らかく口を開いて僕の唇を吸いました。その気持ち良さにも僕は何だか腹が立ってきて、上唇を舐め回して吸い付きました。お互いに『チュパチュパ』吸い合って、何も考えずに『あいこ』が伸ばした舌をペロペロ舐めて吸いました。
『あいこ』は僕の口に唇をピッタリくっつけて、またゆっくり開かせると猛烈に舌をくねらせて、僕の舌に絡ませてきました。『あいこ』の舌が絡み付くほど僕の口の中には、口元から垂れそうなほど唾液が溢れ出してきたので、『ジュジュッ』と啜ったら『あいこ』が急に笑い出しました。
「『ともスケ』ぇ~、どんな感じ? 後輩のチンポ、『間接フェラ』した気持ち!」
『うひうひ』と嫌な笑い方をして、『コイツ』が僕をまた『ハメ』ました。そう言われるまで何にも気付かずに、『間接フェラ』にされた『あいこ』の唇の気持ち良さに、ウットリしていました。
ホントに後輩の『チクりん』と『「フェラ兄弟」になってしまったのかっ!?』と愕然とした僕は、『ウゲェ~~~っ』とガッカリしました。でもなぜか、正直、チンポは余計にカッチカチになっていました。変態です。
「お前ら、よくこんな場所で、チンポおっ勃てられるよな? 尊敬するわ。」
『あいこ』のひん曲がった口で、変態の本性をボロクソになじられましたが、僕のチンポは収まりませんでした。ホントにここで『チクりん』にした『行為』を実況見分してヤリたくなっていました。
僕は本末転倒のバカ丸出しで、『どうしようか?』と『はあはあ』しながら迷っていたら、幸か不幸か『あいこ』の携帯が鳴りました。姉からのメールを知らせる着信音でした。
「あっ、『まさみ』、来た。」
ちっちゃいバッグから携帯を取り出し、チラッと素早く確認すると、『あいこ』はスタスタと表に向かって歩き出しました。何だか気持ちまで置き去りにされたような僕は、言いようのない『男の虚しさ』に黄昏れていました。
すると、コンビニの陰から表へ出だしかけた『あいこ』が立ち止まって振り返ると、『じと~~~~~っ』と僕を見てました。
「………やっぱ、危ねぇから、抜いとくか?」
コンビニの壁によっ掛かっていた僕のところに、『そさささ~っ』と素早く戻って来ると、『あいこ』は僕のハーフパンツをインナーごとずり下ろして、あっという間の早業で、剥き出しにしたチンポにしゃぶりつきました。
「あっ!? ちょっ、ちょっ、ちょっとっ!?」
僕の気持ちも周りの事も全然気にしないで、『ズルジュチュチュチューーーッ!』とバカデカいバキューム音を立てると、チンポを丸飲みする勢いで『吸い扱き』してきました。
『きゅきゅーーーっ!!』
ヘソの辺りまで下半身をすっぽり、『あいこ』の口に吸い込まれた感じがした僕は、思わず漏らしそうになった『悲鳴』を堪えて、閉じたはずの口と絞めたはずの喉から、情けないコトに『チクりん』と同じ『奇声』を上げてしまいました。
『あいこ』の指がキンタマを『さわさわ~っ』とくすぐり、付け根を『こすこす~っ』と扱く感触が伝わると、『ギュジュ、ギュジュ』といやらしい音が鳴り響く『洞窟』に向かって、僕の腰が独りでに前に出てしまいました。
『あああ~~~っ! もうっ、出るっ! 出る、出るーーーッ!!』
僕は『脅迫的な青空』に向かって吐き出したかったモヤモヤの代わりを、『チクりん』以上に濃い精液で、『あいこ』の口の中にブチ撒けてしまいました。
『お、あう~~~っ。』
『あいこ』は小さく呻くと、上目遣いに僕を睨みつけながら、ビクンビクンするチンポを最後まで啜っていました。
僕の痙攣が止まり一息つくと、『あ~~~ん』とゆっくり口を開けて、中に溜まった僕の『溜まってたヤツ』を見せ付けました。唾液と混ざって溢れ出しそうになったところを指で押さえて、だっぷりになった白濁液を口にそっと戻すと、『んごっくっふ』と飲んでくれました。
「飲みづれ~~~っ!!」
ちょっと舌で玩びながらニコニコして飲んでくれたクセに、僕自信では『どうしようもない文句』をほざくと、『あいこ』は立ち上がって、ポカッと僕の頭を一発殴りました。
『あいこ』は満足しきった顔で、表に『ぴゅ~っ』と飛び出して行きました。その後には、下半身丸出しのマヌケな中2が一名、『ぼさ~っ』と取り残されていました。