その日を境に、それまで俺がお願いして口や手でしてくれていたのが、母からの要求に変わっていった。
父や姉がいない隙を狙って。
口や手だと、唇や指の圧力がかかるし、舌の絡まりもあり気持ちよいと感じれたが、母の膣にはそれがなかった。
ただヌルヌルの穴に入ってるだけ、そんな感じだった。
でも母と続いていった。
高校に入って彼女が出来た。
部活の一つ上の先輩だった。
彼女は経験済みだった。
当然俺も。
彼女と初エッチのとき、母との違いがハッキリわかった。
経験浅い彼女の手や口はぎこちなかった。
でも中は最高に締め付けてきて、母では味わえない気持ちよさがあった。
経験豊富な母は、手や口は抜群でも、やはり下の部分は、使いふるされたものなんだと気づいた。
彼女とエッチするようになると、母からの要求がウザいと思うようになった。
それでもなんとなく、ご奉仕してやるみたいな感じで、しばらく続けていた。
でも少しずつ、気持ちが離れていった。
彼女とは、彼女が高校卒業まで付き合った。
そして高校卒業した俺は、地元の大学に通うようになり、大学で同じ学年の彼女が出来た。
その彼女は俺が初めてで、可愛いと思ったし、大切にしたいと思ったから、母と打ち切りたいと考えるようにまでなっていた。
姉は短大出て、他県に就職していたし、父も会社で昇進して多忙になっていて、母の要求は増えていた時期だ。
大学一年の終わりに、俺は母にもう終わりにすると宣言した。
母は49になっていて、もうすぐ50になるってあたりだ。
寂しそうにしていたが、わかってくれた。
大学の休みを利用して、母と初ラブホで最後のエッチをした。
そのとき、母に六年生だった俺に、なぜあんなことしたか、聞いてみた。
それまでは明確な答えがなかった質問。
『可愛いお前が性に興味を持ちだした。そのことに興味がわいた』
初セックスのときのことも聞いた。
『チビだったお前が、いつの間にか、家族で一番デカくなっていた。立派になっていたから』
確かにそのあたりに俺は背が一気に伸び、父を抜いていた。
父とのセックスもなくて、欲求不満だったことも告白された。
現在母は54才、おそらく出会い系かなんかだろうが、どうやら彼氏がいるらしいが、俺はそれを知らないフリをしている。
父には申し訳ないと思いながら。