息子はあれ以来私を避けるように成りました。良かった様な、寂しい様な複
雑な思いが渦を巻いています。
新しく息子の部屋を設け半年。息子を学校に送り出すと家の掃除を始めた私
は、息子の部屋に入りました。散らかった漫画、クシャクシャのベッド。
『もう かたずけさせないと駄目ね』
床をかたずけた私は、ベッドの上に取り掛かりました。
『だらしないんだから』
何気なく手にした漫画雑誌からヒラリ一枚の写真が落ちました。
『あら』
拾い上げた私は、心臓が止まりそうになりました。
『これ 私?』
若い頃の私がパパを受け入れた時の写真でした。夫婦の寝室に隠してあった
はずの物がなぜ、慌てて雑誌を捲ると出るわ出るわ 中にはVサインして笑う
私の股間からトロリ溢れ出ています。取り返そうと思いましたが、勝手に入っ
た事を示すだけ、息子が恥ずかしくなるだけと考え挟み込んで元に戻すことに
しました。ガクガクと震える手でベッドメイクしようと上布団引き上げると私
目に丸まったパンティーが飛び込んできました。もうかたずけが出来る状態は
成ったのです。そのまま皺を伸ばして部屋を出ました。ドアノブを握ったまま
深呼吸して自室に駆け込みました。