みつき姉ちゃんにフェラチオをしてもらうのは、ご飯食べてお風呂に入っ
て、父さんも母さんも部屋に引っ込んだあとか、母さんが夜勤でいなくて、や
っぱり父さんがお酒飲んで部屋に引っ込んだあとの時間帯になった。
十時くらいになって、姉ちゃんの携帯にメールを打つんだ。
(遊びに行っていい?)
そしたら、すぐに返事が来る。
(いいよー)
それって、合図なんだ。
初めてしてもらった日の次の次の日、姉ちゃんの部屋に行ったら、姉ちゃ
ん、中学ジャージで待っててくれた。
女子用のエンジ色、白ライン2本の超芋ジャー。
僕も自分のジャージを着てるから、色違いのペアルック状態。
でも、僕のゼッケンには、「2-1」。
みつき姉ちゃんのゼッケンには、「3-1」。
だから、二年生の僕が、三年生の、かわいいみつきセンパイと並んで座る感
じ。
姉ちゃん、なんか照れたように笑って、で、軽くキスして、だんだんディー
プなキスになって、なんかとろとろにされてから、姉ちゃんが僕のジャージを
下ろして、優しくフェラチオしてもらうんだ。
時間を計ったわけじゃないけど、だいたい十分もしないうちに、姉ちゃんの
口の中に出しちゃう。我慢できないんだ。気持ちいいし、嬉しいし。
中学の超芋ジャー姿の姉ちゃん、すっごくかわいくて、大好き。
で。
フェラチオしてもらうようになってから二週間くらい。
「毎日のように」舐めてもらってたけど、もちろん本当に「毎日」じゃなか
った。一日おきとか、このあいだは三日空いちゃった。
理由なんてたいしたことなくて、僕が部活で疲れて早々と寝ちゃったとか、
父さんが下で妙に酔っぱらって賑やかで、なんかいまにも上がってきそうな雰
囲気だったから、危険でフェラチオどころじゃなかったとか、そんな感じ。
だから姉ちゃんにしてもらえるときは、すごく家の中が静かなんだ。
(ぐじゅ、じゅく、ぐじゅ、ちゅる)
みたいな、姉ちゃんがフェラしてる音だけ聞こえるみたいな。
声、出そうになるけど、出せないみたいな、そんな感じ。
僕は気になってた。
姉ちゃん、僕のを舐めてくれるけど、それだけでいいのかなぁって。
フェラチオする前としたあと、めっちゃディープなキスをするんだけど、そ
れだけでいいのかなぁって。
ほんというと、僕も姉ちゃんの、触ってみたかったし、姉ちゃんのこと、気
持ちよくしてあげたかった。
そんなある日。
放課後。
まだ外は明るい。
その日、僕は部活がなくて、すごく早い時間に家に帰ってきたんだ。
部屋の窓から、田んぼとか送電塔とかの向こうに沈んでく夕日が見えた。
電車が走る音とか聞こえてた。
例によって僕は指定ジャージ姿だったんだけど、なんとなく汗臭いなーって
思って、でもちょっとだるくて、ベッドの上でマンガ読んでた。
そしたら。
がちゃん、て外で自転車を止める音がしたんだ。
あれ?
姉ちゃん?
玄関が開いて、階段を駆け上がってくる音。
姉ちゃんだ。
まだ五時なのに、姉ちゃん、帰ってきた。部活、ないのかな。
姉ちゃん、ふつうに自分の部屋に入ってった。
まさか、彼氏と会うのかな、やっぱりいるのかな、とか考えてら、携帯が鳴
った。
(暇?)
姉ちゃんからだった。
いるの、わかってるんだ。てか僕の靴、玄関に転がってたんだと思う。
(暇)
返事した。
そしたら、すぐに、
(遊びに行っていい?)
って。
なぜか僕、一瞬にして勃起した。
ジャージの股間が、ぱんぱんのテント状態になった。
(いいよー)
姉ちゃんのメールの真似して、返事した。
そしたら、なんか隣の部屋、ごそごそしてた。
すぐ来るのかなぁって思ったら、すぐ来なかった。
あれ?
と思ってたら、三分くらいして、ドア、ノックされた。
ノックなんて普段しないのに。変な姉ちゃん。
「どーぞー」
なんて言ったら、姉ちゃん、そっとドア開けて、で、
「じゃーん!」
て登場。
中学のセーラー服姿だった。
「姉ちゃん、……なに着てるの?」
つい言っちゃった。
そしたら、なんか姉ちゃん、がくってして、
「なんだよぉ。喜ぶかと思ったのにぃ」
高校の制服と違い、地味なセーラー服。
しかも衣替え前だから冬服。
ちょっと太めの白線が3本、襟と胸当てとポケットと袖に入ってる。
白いスカーフ、これも大きめに結ぶのが、女子の「オキテ」らしい。
膝丈のスカート、高校の制服からしたら長いんだけど、これ十分「ミニス
カ」。二年生の女子がやったら、三年生の女子に締められる。
で、左胸には名札。
この名札、ジャージやショートパンツのお尻に着けるのと同じ名札。
制服につけるにしたらやたらとでっかくて、現役からはめっちゃ不評。戦争
中の女子みたい。
でも、この制服、姉ちゃん、めっちゃ似合ってるんだ。
胸当てからは体操着の襟が見えた。姉ちゃん、芸が細かいなぁ。
「久々に着てみたよ! どう? まだいける?」
ちょっとがくってなってたけど、でも嬉しそうな姉ちゃん。
正直、僕のチンポ、ギンギンになって痛かった。
「ねー、勇、あたしの制服姿、卒アル見ながら一人エッチしてるんだもんねぇ
ー?」
「う、うるさい」
スカート翻しながら、僕の隣に、ちょこん、て座った。
なんか、クラスの子、てか、学校の女子の先輩にからかわれてるみたいな気
分になった。ぜんぜんいやな気はしなかったけど、痛かった。チンポが。
「ねぇー」
姉ちゃん、キスをねだってる。
だからキスした。
あっという間にディープ。
姉ちゃん、僕の両肩をつかんで、離さない。
ぐっちょぐちょのキス。
そして。
夕陽を浴びながら、お風呂にも入らず、僕は姉ちゃんの汗の匂いと女の子の
匂いと、制服に染み付いた学校の匂いを胸一杯に吸い込んで、あっという間に
姉ちゃんの口の中に出した。やっぱり大量に出た。
姉ちゃんは、一滴残さず、飲んじゃった。
フェラチオのあとのディープキスをして、姉ちゃんは照れたように僕の隣で
もじもじする。いつもの姿。
けれど僕はちょっといつもとちがってた。
ずっと思ってたこと、訊いてみようと思った。あ、彼氏がいるかどうかじゃ
なくて。それって、怖くて、訊けない。
「姉ちゃん」
「なーに?」
「あのさ」
「なーに?」
「姉ちゃん、フェラしてくれるだけでいいの?」
「?」
姉ちゃん、僕の肩に頭を乗っけて、ぐりぐりしてくる。
年上のくせに、ネコがじゃれるみたいなこと、ときどきしてくる。
「あのさ」
「ん?」
「姉ちゃんにも、してあげなくても、いいの?」
「あたしに、勇、なに?」
「あの。えっと。姉ちゃんにも、気持ちよくさせたいってか、なんてーか」
言ったら、姉ちゃん、大きな目をくるんて回して、僕を見た。
夕日浴びてるから、いつかみたいに目がすごくキラキラしてる。
茶色いガラス玉みたいだ。
「姉ちゃんの、……見せてよ」
僕は言ってから、そっとスカートに手を伸ばした。
姉ちゃん、伸ばした僕の手、そっと握った。
なんか、汗ばんでた。
「別に、いいよぉー」
「なんで」
「……恥ずかしいじゃん」
「でも、姉ちゃん、舐めてくれるじゃん」
「気持ちよくしてあげたいから」
「おれも、気持ちよくしてあげたいんだけど」
「いいよぉー」
僕、素早く姉ちゃんの手をふりほどいて、スカートの中に手を入れた。
「あ」
って姉ちゃん声出したけど、スカートの上から僕の手を押さえる力、あんま
り強くなかった。
そして、姉ちゃんのスカートの中……太腿、すっごくすべすべしてて、それ
がびっくりした。僕のざらざらした感じとぜんぜん違う。
スカートの上から僕の手、押さえてるけど、大きな目はキラキラしたまま。
僕、そのまま手を姉ちゃんの足のつけ根……股のところまで伸ばした。
「い、勇……」
姉ちゃん、ほっぺたが赤かった。ぎゅってキラキラしてる目を閉じた。耳た
ぶも真っ赤だった。
ついに、……僕の手が、姉ちゃんの大切なところに届いた……と思ったら、
ご丁寧に、中学校指定のショートパンツまではいてた。一瞬勢いが和らいだん
だけど、僕はもう構わず、ショートパンツの裾から指を入れた。
「あ、」
「あ」
同時に声を出した。
姉ちゃん、たぶんびっくりして。
僕も、びっくりして。
だって。
ショートパンツの中、姉ちゃんのパンツ、もう、ぐっちょり濡れてたんだ。
ネットとかで、女の子、感じたら濡れるって言うけど、どう言うのかわかん
なかった。
……こういうことなんだ。
「あ、ちょっと、勇、ダメ」
スカートの上から僕の手を、さっきより強く押さえてくる。
でももうダメ。
僕の指、姉ちゃんの大切なところに届いちゃったんだ。
中指の先、濡れたパンツの上をなぞってる。湿ってるっていうより、ぬるぬ
るしてる。先走りが溢れてるチンポの先っぽみたい。
「あ、」
パンツの上からなぞって、パンツの横から指を入れた。
「あ、ちょっ!」
なんだ、これ。
中指の先、第一関節くらいまで、「にゅるっ」て、姉ちゃんの身体の中に入
った。ぬるぬるで、暖かい、姉ちゃんの中に。
「んはっ」
姉ちゃん、いままで聞いたことない変な声を出した。
指を動かした。
「んんっ」
姉ちゃんの身体、電気が流れたみたいに、ビクンッて動いた。
それがなんか意外で、僕は指をもうちょっと奥まで入れて、で、動かした。
「あ、んふっ、だ、ダメだって勇ッ」
そのまま力を入れたら、中指の第二関節くらいまで、姉ちゃんの中に入っち
ゃった。
すっげー、熱い。
とろとろしてる。
なんか、ぬるぬるしたのが湧いてくる。
指を動かしたら、スカートの中、ショートパンツの中で、「くちゅ」って音
がした。
姉ちゃん、濡れてるんだ。
てことは、……感じてるんだ?
「もしかして、気持ち、いい?」
訊いてみた。訊くまでもないと思ったけど。
姉ちゃん、返事しないで、頭、軽くのけぞらせてた。首筋もピンク色になっ
てた。
「はあっ」
姉ちゃん、かわいい。
すっげーかわいい。
こんな声、出すんだ……。
エロ動画とかに出てくる女の子が、こんな声出してた。
お芝居だと思ってたけど、本当にこんな声、出すんだ。
指、もうちょっと奥まで……。
「あ、ん、ちょっと痛い……」
「ごめん」
少し指を引いて、また動かした。
ぬるぬるがどんどん湧き出してくる。
姉ちゃんは、気付いたら僕の左腕にぎゅってしがみついてた。
で、さっきより、ずっといい匂いがしてた。
汗の匂いなのかな。でもいやな匂いじゃない。
みつき姉ちゃんの匂い。みつき姉ちゃんの布団にくるまったときの匂い。
みつき姉ちゃんのジャージの匂い。
なんかそんな感じの匂いに、変な例えだけど、動物みたいな匂いが合わさっ
て。
「んあ、」
スカートの中、「くちゅくちゅくちゅ」って音がする。
さっきフェラチオしてもらった僕のチンポも、もうギンギンになってる。
たぶん僕のジャージの中も、ぬるぬるになっちゃってる感じ。
「姉ちゃん、」
「なあに……」
うわ、姉ちゃん、目つきがエロい! 普段の姉ちゃんの目じゃない!
切なそうな、悲しそうな目だけど、めっちゃキラキラしてる。
「直接、見たい」
僕が言うと、でも姉ちゃんは返事しなかった。
それって……。
初めてフェラしてもらったときのことを思い出す。
僕が返事をしなかったとき、姉ちゃん、いきなり屈んで舐めてくれたんだ。
だから。
僕は、しがみついてる姉ちゃんをそっと離して、ベッドから降りた。
で。
一回姉ちゃんの顔を向いた。姉ちゃんと目があう。切なそうな目。
こんな顔の姉ちゃん、見たことなかった。
(いい?)
目で訊いてみた。
(うん)
姉ちゃん、目で答えてくれた。
僕は、制服のスカートを、ゆっくりめくりあげた。
ちょっとだけ日に焼けた、けど僕の足よりずっと色白の姉ちゃん。
エンジ色のショートパンツに手をかけた。中のパンツごと、下ろそう。
姉ちゃん、腰を浮かせてくれる。
見せて、くれるんだ?
ショートパンツと、中のパンツごと、僕はゆっくり引いた。
あ。
糸、引いてる。
姉ちゃん、毛が生えてる。
姉ちゃんの裸、最後に見たの、僕が小学校低学年のとき。
たぶん姉ちゃんも小学生。
毛なんて生えてなかった。
でも、目の前の姉ちゃんのあそこには毛が生えてて、それがぬるぬるに濡れ
てた。
「ちょっと、そんなじっくり見ないでよぉ」
普段の姉ちゃんの声だ。本気で照れてる。
「触っていい?」
「うん」
姉ちゃんの股を開いて、僕はその間に顔を入れる。
また変な例えだけど、汗かいた脇の下みたいな匂いがした。
そんな変な臭いじゃなかった。
ぬるぬるはすごくて、お尻の方までてろてろに濡れていた。
僕は、そっと人差し指と親指で、姉ちゃんのあそこに触った。
「あはっ」
また、電気。
ぬるぬるの中の姉ちゃんは、すごい複雑な形をしてた。キノコみたいな男の
あそことぜんぜん違う。なんか、「内蔵」って感じがする。ピンク色。
ちょこっと指で拡げてみた。
「あ、んっ」
スカート、濡れちゃいそう。
僕は、そのまま顔を近づけて、姉ちゃんのあそこ、食べるみたいに口に含ん
だ。
「あ、んはぁっ」
しょっぱかった。
これ、姉ちゃんの「味」なんだ。
僕はもう、気付いたら夢中になって姉ちゃんのあそこを吸った。
夢中で舐めた。
舌の先を伸ばして固くして、姉ちゃんの中に差し込んだ。
……ここに、入れられたら。
いろんなこと、考えたけど、ひたすら舐めた。
後から後から、姉ちゃんの中から、ぬるぬるが湧いてきた。
全部飲んだ。
姉ちゃんが僕の、飲んでくれるみたいに。
「あ、勇ッ、あ、あ、あ」
姉ちゃん、感じてくれてる。
僕の頭、両手でつかんで、押しつけてくるんだ。
いま、誰か帰ってきたら大変なことになるなぁって、姉ちゃんのあそこをべ
ろべろに舐めながら、なんとなく考えた。
電車が走る音が聞こえた。
あれ、窓、開けてたっけ?
どうでもよかった。
「あ、勇ゥッ」
結構な時間、僕は姉ちゃんのあそこ、舐めてたと思う。
ちょっと舌がしびれたみたいに疲れて、ようやく顔を上げた。
みつき姉ちゃん……。
セーラー服姿の姉ちゃん、泣いてた。
「姉ちゃん?」
泣いてたっていうより、涙が流れてたって感じ。
目はキラキラウルウルで、……よだれ垂れてた。
えー……。
いままで見たことない姿だった。
……感じてる、女の子って、こうなるの?
「勇ぅ……」
僕はベッドに上がり、姉ちゃんを正面から見た。
なんか、すっげーかわいい。
姉ちゃん、ていうか、女の子として?
でも、やっぱり姉ちゃんは大好きな「みつき姉ちゃん」なんだ。
僕は、姉ちゃんのこと、思いっきり抱きしめた。
あ、いま触れたら、一撃で出ちゃうなぁー。
ってくらい、実は僕もめっちゃ感じてた。