「あら、もうこんな時間!随分と話し込んじゃったわ。それはそうと、今日のチラシ見た?駅前のスーパーで、正月物の売れ残り特売ですって。恵子さん一緒に行かない?」まったくいつものお邪魔虫だ。フォトシアターの準備を終えた俺は、階下で話す二人を眺めていた。そのうち時折垣間見える恵子の胸元に目が留まった。ワインレッドのブラに包まれた乳房の白が際立つ。大きくはないが、揉み込むとちょうど手の平に余る乳房。ブラに出来た谷間。幾多の男の欲情があの白桃とその頂にあるピンクを楽しんできた。そう思うと何故か恵子を俺の下でもっと淫らにさせたい。そんな衝動がおさまらななくなる。それにしても女は怖い。親父をいつも通りに見送って、俺に母親をやって見せる。ワインレッドの下着はまだ俺が脱がしたことないものだった。「残念ね~。用事があるなら仕方ないわ。恵子さん、また今度ね。」お邪魔虫が消え去った。台所に戻ろうとする恵子の後ろ姿に言った。「あのおばさんの香水大嫌い。凄く下品。シャワーぐらい浴びてよね。」背後から突きさされるように言われた俺の言葉に立ち止まった恵子。俺は部屋に戻った。シャワーの音を聴きながら、俺は閉めきったカーテンを10センチ程開けてみた。「こんなものかな」お邪魔虫のお蔭で最高の試写会になりそうだ。