「ママ、インターネットはしてるでしょう?」
「ここのところぜんぜんしてないから、わかんないわ」
「メールしてたじゃない」
「前にね、友達と時々ね、でも今はほとんどしてない」
「そうか・・」
「いつもどんなことしてるの?」
「チャットとか掲示板とかだけど・・・」
「チャット?知らない~」
「チャットしたことないの?」
「知らない・・」
「してみたい?」
「うんうん、してみたい、お兄ちゃん教えて~」
なんか、話が別の方向に向いたよう少し安心し、私はたいして興味もないの
に、息子に甘えるように言いました。
「いろいろあるんだけどさ・・」
「いつも、お兄ちゃんがしてるの教えて、今日はなんでも正直に話すように
しようか」
「うん」
「今日は珍しくお兄ちゃんと二人だしさ」
「うん、そうだね・・」
息子がパソコンをいろいろいじってて
「これは掲示板、ここで友達をさがす」
「どうやって?」「なんか興味の有りそうなこと投げかけて、レス待ちして
さ」
「その中から気に入りそうな人とメールしたりしてる」
「そうなんだ、何人くらい?」
「今は20~30人くらいかな・・」
「20~30人!!凄いわね。毎日メールやり取りしてるの?」
「毎日はせいぜい5~6通ぐらいかな・・」
次の画面が出て
「これはチャット」「ここでいろんなお話したりしてる、他にもあるけど
さ」
「誰と?いろんなお話って?」
「誰か知らない人と、まあほとんど女の人と、いろんなお話・・」
「いろんなお話って・・・エッチな事も?」
「うん・・」
「どんなふうに?」
また画面が変わった「ここにお話しようか書いて、入ってくるの待つんだ」
「ふ~~ん」「してみたい?話してみれば」
「できない・・」「大丈夫、僕が助けてあげるからさ」
息子が椅子から立って、「ママ、ここに座って」「いいわよ」
「座って!」そう言われて座りました。
お兄ちゃんが「人妻」とか「お話」とか書いて「さあ、待ってみて」
そう言って、息子は隣の妹の部屋から椅子を持ってき隣に座りました。